【 最近の仕事いくつか 若年性パーキンソン の花嫁 】 | 今日も、この世界とあなたはうつくしい

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そんな写真を撮っているフォトグラファーのブログです。

若年性パーキンソン病を発症されたご新婦さんの

ウエディングセレモニーを撮影させていただきました。

 

 

新婦さんはご自身の病状から、そもそも挙式自体を

選択肢にすら入れていなかったとお話を聞かせてくれた時

難病や障害を持っている方々。LGBTとかもそうかも当てはまるかも知れない。

こうして静かに諦めて、

人生の選択肢をあれこれ削っていかれていたのだなと

私は知りました。

 

 

ましてやコロナ禍だったし

結婚式自体を挙げるハードルはとても高かったです。

(私も予約の案件の多くがなくなる体験をしました。。。)

 

 

私にとって全く初めての体験。

このサービスを提供される訪問看護会社の方とお二人と

何度かオンラインでミーティングを重ね、

現場の下見にお二人と出かけたりと

準備をしてきました。

 

 

それでも、病状も日によって違い、

体の動かせる状態が変わると聞き

その時、果たして私は気が動転しないでいられるか。。。

当日、プロの医療者がいてくれる安心感はありつつも

どこかずっと気がかかりでした。

(新婦さんの体調は当日とても良かったです。)

 

 

当日は、メディアも取材に入るなどかなりの大所帯に。

気がハカハカと急くこともありましたが

オンラインで繋がる、たくさんのゲストの方々が見守る中

新郎さんの優しい眼差しと

最後の新婦さんの溢れる涙が

ホッと私の心を溶かしてくれました。

 

 

諦めずに、結婚式をやりたい気持ちを

声に出してくれたこと。

同じご病気をお持ちの方や、そのご家族。医療関係の方々の

大きな勇気になました。(私の勇気にも。)

当日の様子は、リンクから見られます。

 

 

【花嫁はパーキンソン病 15年前に異変・・・諦めていた結婚式が現実になり涙「人の力借りればできる」 愛知・安城市】

 

https://youtu.be/YF3S9zB36PI