寒気がするので、病室で体温を測ったら38℃。
看護師さんに報告すると、医師がエプロンやゴーグル等、装備でやってきた。
熱が出た場合は、インフルエンザ等の感染症検査をする決まりらしい。
鼻の奥へ綿棒をぐりぐりされる。
鼻から管を何回も入れられてるので、鼻の奥に何かあっても慣れてしまった。
数十分後、医師がやってきて
医師「梅子さん、コロナ陽性でした。これから個室に移動します。」
えーー!
1週間以上入院してるのに!
どこで感染したんだ!??
同じ部屋の人達に感染してない事を願う。
個室で隔離軟禁生活が始まった。
個室には最新の簡易トイレがあり、シャワーは共用を使うが最後に入る決まりらしい。
シャワー以外は部屋の外には出られない。
とにかく寒気が止まらないので、
解熱剤と湯たんぽをもらい、
まずは眠ることにした。
パルスオキシメーターを24時間装着することになった。
外していいのはトイレとシャワーの時だけ。
指が痛くなり外していたら、看護師さんが様子を見に来た。
データが遠隔で見れるらしく、計測がされてないので見に来たそうだ。
簡易トイレは衝立で仕切られている中に設置されていた。
凝固剤の上に用を足した後は、ボタン1つで自動でビニールに包まれる。
匂い漏れも無く、すごく衛生的だ。
困るのは用を足してる時に、看護師さんが来ることだ。
ノックが聞こえたら、
「あ゛ーー!待ってーー!」
と、必死に叫んだ。
用を足す時だけなのにドキドキだ。
熱は翌日には落ち着いた。
腸閉塞予防の院内散歩ができず、ひたすら部屋の中をぐるぐると歩いた。
部屋散歩はすぐ飽きる
運動効率を上げるために腿上げしたり、軽めのスクワットしたり、ラジオ体操をしたりした。
隔離3日目、医師がまた感染症の検査にきた。
短期間に2回検査をする決まりだそうだ。
数十分後、
医師「今回は検出されませんでした。
たぶん以前に感染したウイルスが体内な残っていて、それが前回の検査で引っかかったと思われます。 なので隔離解除です!」
なんと!
入院前にコロナに感染していたとは。
全く自覚症状は無かった。
こんな事があるとは…。
念の為、もう1日様子を見ることになり、隔離解除2日目に無事退院となった。
ふぅ〜。