今年の春節は、外では新型肺炎が猛威をふるっているので、

初詣に出かけた初一以来、家でおとなしく過ごしています。

 

映画館では絶対ホラー映画は観ることができない私は、

娘に付き合ってもらって、家で「返校」を観ました。

 

 

 

 

ゲーム好きな方ならご存知かもしれないですが、

原作はホラーゲームだったものを映画化したものです。

 

テーマは禁断の「白色恐怖」

国民党が戒厳令を強いていた時代のお話です。

 

夫が子どもだった頃の台湾は、まだまだ普通に、映画のような感じだったそうです。

台湾語を話したら罰せられた、そんな時代。

 

台湾当局(どこまで信用できるかは、おいておいて)が発表した白色恐怖時代の被害者は総数14万人と言われています。

蔣經國が「解嚴」を発令した後も、まだまだ自由は遠い時代でした。

1991年に起こった「獨台會案」は記憶されている方も多いのでは?

 

映画「返校」の時代はもっともっと厳しい時代を描いています。

 

 

1冊の本が、死刑となる証拠になってしまう、そんな時代です。

 

「寧可錯殺,不可放過」、の理念に基づき、疑わしきは死刑でした。

白色恐怖時代は外省人による本省人への圧力が多かったように学校で教育されますが、

実際は死刑になった40%の人は外省人だったそうです。

 

映画の中の有名な台詞

「忘記了,還是害怕想起來?」(忘れてしまった?それとも思い出すのが怖い?)

 

 

ほんの少し前まで、台湾はこんな時代、こんな国だったこと、忘れてしまった?と問いかけるように使われています。

白色恐怖の時代は、台湾にとっては隠しておきたいような過去かもしれませんが、

こんなゲームや映画が創られ、人気を得ること、それはつまり、今の台湾の自由を十分に現している証拠です。

 


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