昨日会社に一枚のファックスが届いた。うちの会社でとあるイベントをするので、イベント派遣会社にいろいろ依頼をする事になったため、そこの会社からのものであった。で、なんとなーく、そのファックスの内容を読んでいたところ、送り主の名前をチラッと見たところ、なんだか見覚えがある。でもなー、中国人は同じ苗字の人も多いし、たまたまでしょう、と思っていたけどなんかすごく気になるので、ファックスに書かれている携帯電話の番号と、私の手帳を見合わせると、なんと以前一回だけ家庭教師にうちに来た子だった。


なんで一回だけかというと、(6月28日参照)うちへの交通アクセスが悪すぎて無理だったためで、その後気にはなってたんだけど、連絡先も分からずでした。ある日突然その子から連絡があって、「気になっていたんだけど、お友達になりましょう。」って。でも、私が日本に帰ってたり、何だかんだで、そろそろ、そろそろ連絡しようと思っているうちに、今日に至った訳です。で、社長に彼女から仕事の連絡があったので、そのまま電話をかわってもらい、お話しました。私が、「○○ですーっ」て言ったら、少し止まったけど、「あー、久しぶりー。えー、びっくり」と。上海って、広いようで狭いなーと実感。でも、ほんとこのような運命的(言いすぎだけど)な出会いは大切にしたいものだ。


私の今までの人生、出会いを振り返ってみると、ビシーっとピントが合うような感じの事がすごく多い。そこで、自分の中で良い匂いがする方へ、する方へ進んできた。だれでも、その時その時の感覚で、いい匂いのする方へ、試行錯誤しながら人生進んでいくものなんだろう。あの時の選択肢が一つでも違えば、全く違う人生を送っていただろう、上海に来たという選択肢も含めて。この選択肢は果たして良かったのか悪かったのかは、これからの自分次第だと思う。よく、ただ上海にいるだけでは何の意味もない、って聞く。やはり、強い信念が必要なんだろう。じゃないと、この街に飲みこまれてしまいそうだ。


でも、最後まで自分らしさだけは失いたくないと思う。いろんな影響を受けながら今まで進んできたが、根底の変えられない部分は限界まで失いたくない