僕たちの住んでいる済州大学は、いわゆる「中山間(チュンサンガン/중산간)」にあります。
済州島では海岸地域からハルラ山(済州島の中央にある韓国でいちばん高い山)に向かう途中の地域を中山間と呼んでいます。
中山間は基本的に標高が高く、済州大学も標高200メートル以上あるようです。
だから、済州大学はいわば山麓のような地理的条件を有しています。
最近、そのことを実感できるある「事件」がありました。
これがその「事件」なのですが、ちょっと小さいので見づらいですね。
拡大してみると……
……鹿だ!
これは僕たちが住んでいる部屋のベランダから撮った一枚です。
済州でよく見られる「ノロジカ」(韓国語は「ノル/노루」)という種類の鹿のようです。
この写真の傾斜のすぐ上に大学の寮があるのですが、ノロジカたちはそれほど恐れることもなく近くまで来ていました。
別の日には、ノロジカが草を食べている横でキジが数羽歩いている姿も観察しました。
キジはキジでノロジカが怖くないみたいですね。
ベランダからそんな光景を見られるのって、けっこうぜいたくだなぁと思います。
ちなみに、ディズニー映画『バンビ』のモデルはこのノロジカだそうです。
ただ、ウィキペディアの情報では朝鮮半島にも日本にもノロジカは生息していないことになっています。
でも、手元の辞書によると「ノル(노루)」は確かに「ノロジカ」です。
いったい、僕は何を信じればいいのでしょうか。
まあ、そんなことはどうでもいいのです。
ノロジカを見た日はなんとなく幸せな気分になれる。
それで、ついつい毎朝ベランダから外をのぞいている私です。
※ 次は水曜日に更新します。
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