先週木曜日の通院日
いつものように、予約時間の1時間半前に到着し
血圧、体重測定の後、採血室に行くと
採血の前に診察があるとのこと
通常は血液検査の結果を見て、主治医が治療継続か休薬かを判断するので、
ナゼ?と思いながら、外来で待っていました
診察に呼ばれると
先月末に撮ったMRIとCTで
わずかに増大していたことがわかりました
画像診断の結果、前回3月下旬の検査から
右背腰部 15㎜→21㎜
副腎 14㎜→18㎜
他、新たに骨盤の内側に15㎜の転移巣が
見つかりました
腫瘍の増大が認められた場合、
規定で治験治療は継続できないということで
この日をもって 治験は終了に
主治医は、休薬期間が長かったこともあり
効果を得られなかったのでは、と
私が治験に参加できたのは約8週間ですが
そのうち4週間が休薬期間でした![]()
進まない治療に、不安と焦りはありましたが
イブランスを75mgに減量すれば
もう少し頑張れるかな、と思っていたので
道半ばでこの結末は、やっぱりショックでした![]()
でも、もう考えても仕方のないこと
治験の役には立てなかったかもしれませんが
気持ちを切り替えて、次の治療に臨みます![]()
さて、
次の治療に主治医が提案してくれたのは
エンハーツでした![]()
2023年3月から「HER-2低発現の手術不能または再発乳がん」に適応となったお薬です
私は、原発乳がんの病理診断では
ホルモン受容体陽性、HER-2陰性、増殖力(Ki-67)高のルミナルB型と診断され
エンハーツは適応外だと思っていたのですが
乳がんは 進行する過程で性質が変わることが
3割くらいの患者さんで起こるらしく
私ももしかしたら、今はHER-2が発現しているかもしれないと
それを調べるため
マンモトーム生検を行うことになりました
検査の結果、HER-2が発現していれば
エンハーツを使うことができます
今回の検査でも陰性だったら
病理診断をもとに、経口薬か抗がん剤か
改めて検討するということです
抗がん剤は がん細胞も正常な細胞も
どちらも攻撃してしまうのに対し、
エンハーツは がん細胞に着いている
HER-2タンパクに向かって飛んでいくので
薬剤の全身曝露を抑えつつ、がん細胞を
攻撃することができると聞きました
使うことができたら、とても心強いです
期待しすぎず、結果を待ちたいと思います
お読みくださり、ありがとうございます![]()