さっきも言ったけど、まずは一番伝えたいありがとうを言わせてください。
６年半ってすっごい長く感じるけど、みんなと過ごす時間はほんまに楽しくて、
びびるくらいあっという間でした。
このバンドはやってる自分が言うのも変やけど、変わったバンドでした。
メンバー全員がすっごいクセが強くて、とにかく濃い。
もちろんかいちゃんもみなっちも含めてね。
だからこそ続けてこれたし、バカなことも本気でやれるのに、
音楽に対してはクソ真面目で妥協しないところが
一番居心地がよくて楽しいと思えることでした。
解散を決めてからもそれは全く変わんないし、やっぱこのメンバーが好きやなぁって思います。
永遠が無いのは分かっていても、自分達で決めたことなのに、
いざ発表となっても全然実感は無いのが今の気持ちで、すっげー不思議な感覚です。
バンドをしていなかったらクソつまんない日々を送ってたんだろうなぁって改めて思う。
自分でも驚くくらい打ち込めて、バンドのことを考えてない日は一日も無かった。
テレビを見てても、街に出かけても、
「これバンドに活かせないかなー」とか考えてばっかりでね。
それが無くなったら、どんな気持ちなんだろね。
それでも何度か個人的に分岐点に立ったことはありました。
全部は言わないけど、学生じゃなくなるタイミングとかね。
何も知らない人からすればバンドに人生を進めることを
馬鹿な選択だと思う人だっているかもしれない。
でも世間一般に言う、普通の生活のほうが良いのか悪いのかなんてのは、
人それぞれだし、あのとき違う道を選んでたらすっごい後悔してたと思う。
そういう辛い時や悩む時、何度もみんなに助けられた。
隠しきれてないかもしれないけど、案外メンタルは弱くてね。
ゼノンに救われたって言ってくれる人がいるように、
自分も何度も何度も救われました。
今は自分が選んで好きでやってきたからこそ、
全力で打ち込めたことに後悔は無いし
「あれやっとけばよかったなぁ」
っていう気持ちも今は無いです。
自分たちがやってきた音楽が最高にカッコいいって自信と、
最高にあったかいファンのみんなを楽しませてみせる
って気持ちはずっと変わらないし、
これからも変わらないです。
だから、最後まで最高にカッコいい姿で楽しませてみせます。
最後まで一緒に創っていきたい物語はまだ続いてます。
５月３１日まであと２か月ちょっと。
最後のありがとうを言うまでにはまだ時間があります。
アルバムの制作、ライブ、他にも色々あるんよ。
楽しみにしてて欲しいことがさ。
今まで通り、みんなを喜ばせることしか考えてないから、
もうちょっと一緒にいてやって下さい。
明日からも、それしか考えてないから、いつも通りの明るい姿でみんなを引っ張っていくよ。