受験して受かった憧れの中学校で、
ある日発覚した

SNS
での誹謗中傷。

これはいじめ??

親はなにをすればいい?

学校への働きかけは?

親子でいじめと向き合い、
乗り越えるまでの
およそ
10か月の記録です。


前回のブログがアメトピ掲載され、

多くの方に読んでいただきました。

ありがとうございますおねがい

たくさんの方に読んでいただくことで、

少しでもいじめ防止の

啓発になればと思います。



続きです。



ダウン


息子がグループラインで

誹謗中傷されていたことについて、




これは

学校内での出来事ではなく、

家庭でのことなので、

各ご家庭の責任で…」




と、先生に言われた時は

驚きとショックで

一瞬固まりました。




その後すぐに

怒りと呆れる気持ちで、

反論しそうになりながらも、

私は

なんとか冷静を装って

もう一度話を

繰り返そうとしました。




と、その時。






横で電話を聞いていた夫が、

黙ってはいられないとばかりに、

電話を替わる合図…

すかさず電話を替わりました。




私はあと少しで

感情的になって話すところでした。

なので、そこで

夫と電話を替わったのは

正解だったかもしれません


 

 

 夫は努めて冷静に、

 しかし、強い口調で話し始めました。

 




 ・誹謗中傷は

 クラスのグループライン

 という公の場で行われていること

 と、その悪質性この場合の

 誹謗中傷は、侮辱罪や名誉棄損に

 あたるもの)



 ・学校生活の中で

 実際に息子が

 嫌な思いをしていて

 それを裏付けるものであること



 ・SNSだから学校の管轄外

 とはいえないこと



 ・親としてはこれは

 いじめと認識しており学校に

 相談しているため、

 学校


いじめ防止対策推進法


 の規定に沿って、

 事実確認をしてほしい。

 


 こうした内容を話しました。







 

 夫は法律の知識があり、すぐに

 

 いじめ防止対策推進法


 のことを話題にしましたが、

 これがよかったようです。





 私を含め、一般的にすぐに

 その言葉が出てくる保護者は

 少ないのではないかと思います。




 学校の先生方は当然

 知っているとは思いますが、

 比較的新しい

 いじめに関する法律です。




 内容については

 調べると詳しく出てくるので、

 ここでは省きますが、


 親や生徒から

 いじめの訴えがあった時、

 学校はその法律に基づいて

 事実確認の調査、加害生徒への指導、

 被害生徒への支援

 しなければならない、というものです。




   親がその法律を知っていて

 それに基づいて、

 学校に動いてもらうことを

 要求、依頼したわけです。




 法律に基づいて

 冷静に、理論的に話したことは

 よかったようです。



 「気にしすぎですよ」



 とは、もう学校側は言えないでしょう。

 

 


 そしてもう一つ。





 母親である私が訴えても、

もしかしたら、

あまり伝わらなかったかもしれない、

と感じました。





学校に話を持ち掛ける際は、

できることなら

両親揃って話すほうが

良いかもしれません


母親一人で、

学校というひとつの組織を

相手に話をするのは、

それなりにプレッシャーもあります。


男性が同席することで

双方にとって重みのある話し合いが

できるように感じます。


これは男女差別とか

そういう問題ではなくて、

強く訴える話というのは

女性1人でやっても迫力が足りず、

悪く言えば舐められることも

あるように思うのです。




また、人数的な面から見ても、

一人対複数では、

複数の方に話が流されがちです。


重要な話し合いの際は、

母親だけでなく父親も、

父親の同席が難しい場合は、

家族や親戚、あるいは第三者でも

男性に同席を頼むのが

良いかもしれません。





そしてさまざまな知識を

親も勉強する必要が

あるのかもしれません。