スター  投稿ネタ  花


私のために親がしてくれたこと

 

  

若い頃には、

小さい時にもっとああしてほしかった、

もっとこうしてほしかった、

もしも私が障害のある子を生んだら、

普通級には行かせない、

支援学校なり自分に合った環境で

もっとのびのび生きて

自信を持ててたら………

とか思ったこともあったけど。



今にして思えば、

親が私にしてくれた最大のことは、

健常児に囲まれた環境で育てて、

いわゆる「普通(≒社会的常識)」の感覚を

身につけさせてくれたこと。


※注)支援学校に通うことが悪いことだとは

ひと言も言っていません。

支援学校には支援学校の、私が経験できなかった

良さがあると思います。

ただ、どんな環境で育とうと、

人に囲まれ揉まれて

対人関係の基礎や社会常識を身につける機会は

必要だとは思います。



今のようにバリアフリーも

合理的配慮の考え方もない時代に、

母は入学前から学校と交渉し、

入学したらしたでずっと私の送迎や

2、3時間の休憩ごとに

学校に出向いて私の介助をし。

父はそんな母の思いや

家族の生活を支えるために

働いてくれた。

この年齢になって振り返ったら、

それがどれだけの精神力、

労力のいることだったかがわかります。



幼稚園から高校までそうやって生活して、

最終的に一年の浪人生活も経て

母校の大学に通った4年間という

体験と出会いと考える時間がなければ、

今の私の生活は絶対にない。



ひとりで電車に乗ったこともない

田舎の車椅子ユーザーのまま、

実家でただただ親のすねをかじって、

親が年老いていくことに怯えながらも

何もできずに

日々を過ごしていたかもしれません。




結果的に、親が私にしてくれた

いちばん大きなことは、

自分なりにできる方法で、

たくさんの人たちの力も借りながらも、

自分の意志と力で生きていくという思いを

身につけさせてくれたことだと思いますニコニコ

 

 

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さて、思った以上に長くなってしまった夏休み生活もあと2日。



デイサービスはともかくとしても、作業所は辞めてしまうことだってできたはずです。




何度自問自答しても、最終的にその決断だけはやっぱりできない………(^_^;)



この気持ちは、引き止めるものはいったい

何なのでしょう。




所属欲求とか、自分のやるべきことがそこにあるとか。

そういうことは生きていく上で、やはり重要なことなのでしょうかね。

 


本当の答えはわからないまま。


それでも、日常は回りはじめますガーベラ



    


ひとりきりで泣いて

ひとりきりで笑う

でもひとりじゃ世界は止まる

そう、あなたがいてこそ


(B'z / 「リヴ」

22nd AL.「Highway X」収録 🎧)