1969年8月8日～10日までの 3日間，英国イースト・サセックス州はプランプトン競馬場で開催された野外フェスティバル：第9回ナショナル・ジャズ・ブルース・フェスティバル (：The Ninth National Jazz and Blues Festival.) の初日である，8月8日に登場したピンク・フロイドの公演を70分に渡って収録したものです．
当日は，ピンク・フロイドの他に，ソフト・マシーン，キース・ティペット・ジャズ・バンド，ブロッサム・トゥズ，イースト・オブ・エデン等が，翌日の8月9日にはキング・クリムゾン，ロイ・ハーパー，ジプシー，ボンゾ・ドッグ・バンド，チキン・シャック，イエス，フー等が，3日目となる8月10日にはロン・ギーシン，キーフ・ハートレー，ファミリー，ザ・ナイス等という早々たる面子が出演していました．この時代の人が本当に羨ましい．
ピンク・フロイドは当日のトリで，予定持ち時間は22時25分～23時25分の 1時間で，その前はソフト・マシーンでした．ソフト・マシーンは初日という事もあり，悲運にも 2度の電源トラブルに見舞われたようで，フラストレーションの溜まったドラムのロバート・ワイアットは，ドラム・キットを蹴飛ばしてステージを去ったようです．
音像的には近く，各楽器のバランスも良いです．組曲「The Journey」の後半部では全体的に篭り気味になりますが，録音された年代を考えると高音質です．この音源は2010年12月頃にネット上にアップされたものと同様だと思いますが，未検証なので定かではありません．
"Set The Controls For The Heart Of The Sun" では，ロジャー・ウォーターズが銅鑼を打ち鳴らした後に，リック・ライトのキーボードが静寂の中で響く，まさに動と静の織り成す美しさがあります．"Cymbaline" は，この当時，組曲「The Man」の中の "Nightmare" としても演奏されていますが，ここでは単独で披露されます．導入部は往年のものと異なりますし，中間部での足音の SE (：Sound Effects) もここではありません．
ロジャー・ウォーターズが「この公演の後半部分で，最後の曲です．"The Journey"」と紹介し，組曲「The Journey」の演奏に入ります．
"Cymbaline" で挿入されていない，足音のSEは "The Labyrinths Of Auximines" で聴くことができます．"Beset By Creatures Of The Deep" の 4分台のデイブ・ギルモアのギターが素晴らしく，鳥肌物です．確かにメーカー情報にもあるように組曲「The Journey」の後半部分が篭りもなく，クリアであればプレスでもおかしくないですね．
メーカー情報では
『1969年8月8日、イギリスはプランプトンで開催された、"9th National Jazz Pop Ballads & Blues Festival"でのライブを、高音質オーディエンス録音で収録。今回初の全曲収録バージョンでギフト・タイトルで登場です。この日のライブを収録したアイテムは少なく、十数年程前にハイランドでリリースされたものは The Narrow Way (The Narrow Way, Part 3) 途中までで、The Pink Jungle 以降は未収録、さらにトレード間に流通する過程で追加された珍しくもなんともない別公演の神秘が収録されていてガッカリしたファンもなかにはいるかと思います。今回は現在トレーダー間に流通する経路違いの2種類のテープを編集し全曲収録を再現。The Narrow Way はフェードアウト、The End Of The Beginning（神秘）はラストでカットアウトするなど、カットもいくつか散見され、またThe Pink Jungle以降は音がこもります(The Pink Jungle 以降未収の音源が出回っている要因はこれかも)。また最後の Interstellar Overdrive はクリアになるため別ソースな感じもします。ちょっと音源流通過程が謎なライブですが、編集を施した本アイテムが現時点でベストの状態と断言いたします。音質は、前半に関しては、この時代のオーディエンス録音としては、疑いの余地なく最高峰。The Pink Jungle 以降もクリアならばプレスでもおかしくない、マニア必聴の高品質1969年ライブ盤。』
との事．
Plumpton 1969 (Gift CDR)
Live At "9th National Jazz Pop Ballads & Blues Festival"
Plumpton Race Track, Plumpton, East Sussex, UK 08th August 1969
1. Introduction
2. Set The Controls For The Heart Of The Sun
3. Cymbaline
"The Journey" Suite
4. The Beginning (a.k.a. Green Is The Colour)
5. Beset By Creatures Of The Deep (a.k.a. Careful With That Axe, Eugene)
6. The Narrow Way (a.k.a. The Narrow Way, Part 3)
7. The Pink Jungle (a.k.a. Pow R. Toc H.)
8. The Labyrinths Of Auximines (a.k.a. Interstellar Overdrive)
9. Behold The Temple Of Light
10. The End Of The Beginning (a.k.a. A Saucerful Of Secrets)
11. Interstellar Overdrive
TOTAL TIME (70:21)
Set The Controls For The Heart Of The Sun
Cymbaline
The Narrow Way
The Labyrinths Of Auximines
The End Of The Beginning
Interstellar Overdrive
[参考]
1969 Tour Dates
：
：
July
04 Selby Arts Festival,St James Street Recreation Ground,Selby,England
10 Paradiso,Amsterdam,The Netherlands (Cancelled)
10 Popmanifestatie,Veilinggebouw,Groningen,The Netherlands (Cancelled)
20 Studio 5, BBC TV Centre, Wood Lane,London,England
[So What If It's Just Green Cheese?,BBC1 TV,Live Broadcast]
22 SDR TV Villa Berg Studios, Stuttgart,Germany
[P1, SDR TV, Broadcast 21 September]
23 TV show, West Germany (Unconfirmed)
24 VARA TV Studios,Zaandam,The Netherlands
[Een Man op de Maan,Nederland1 TV,Live Broadcast];
[ARD TV Studios,Hamburg,Germany (Apollo 11, Pre-Recorded TV Broadcast)]
August
01 Van Dike Club,Devonport,Plymouth,England
08 9th National Jazz Pop Ballads & Blues Festival,
Plumpton Racecourse,Plumpton,England
09 Paradiso,Amsterdam,The Netherlands
[Hilversum 3 Radio,Recording Aborted]
September
13 Sam Cutler Stage Show,Rainsbrook,Ashlawn Road,Rugby,England
17 Concertgebouw,Amsterdam,The Netherlands
[Hilversum 3 Radio, Broadcast Late 1969]
：
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当日は，ピンク・フロイドの他に，ソフト・マシーン，キース・ティペット・ジャズ・バンド，ブロッサム・トゥズ，イースト・オブ・エデン等が，翌日の8月9日にはキング・クリムゾン，ロイ・ハーパー，ジプシー，ボンゾ・ドッグ・バンド，チキン・シャック，イエス，フー等が，3日目となる8月10日にはロン・ギーシン，キーフ・ハートレー，ファミリー，ザ・ナイス等という早々たる面子が出演していました．この時代の人が本当に羨ましい．
ピンク・フロイドは当日のトリで，予定持ち時間は22時25分～23時25分の 1時間で，その前はソフト・マシーンでした．ソフト・マシーンは初日という事もあり，悲運にも 2度の電源トラブルに見舞われたようで，フラストレーションの溜まったドラムのロバート・ワイアットは，ドラム・キットを蹴飛ばしてステージを去ったようです．
音像的には近く，各楽器のバランスも良いです．組曲「The Journey」の後半部では全体的に篭り気味になりますが，録音された年代を考えると高音質です．この音源は2010年12月頃にネット上にアップされたものと同様だと思いますが，未検証なので定かではありません．
"Set The Controls For The Heart Of The Sun" では，ロジャー・ウォーターズが銅鑼を打ち鳴らした後に，リック・ライトのキーボードが静寂の中で響く，まさに動と静の織り成す美しさがあります．"Cymbaline" は，この当時，組曲「The Man」の中の "Nightmare" としても演奏されていますが，ここでは単独で披露されます．導入部は往年のものと異なりますし，中間部での足音の SE (：Sound Effects) もここではありません．
ロジャー・ウォーターズが「この公演の後半部分で，最後の曲です．"The Journey"」と紹介し，組曲「The Journey」の演奏に入ります．
"Cymbaline" で挿入されていない，足音のSEは "The Labyrinths Of Auximines" で聴くことができます．"Beset By Creatures Of The Deep" の 4分台のデイブ・ギルモアのギターが素晴らしく，鳥肌物です．確かにメーカー情報にもあるように組曲「The Journey」の後半部分が篭りもなく，クリアであればプレスでもおかしくないですね．
メーカー情報では
『1969年8月8日、イギリスはプランプトンで開催された、"9th National Jazz Pop Ballads & Blues Festival"でのライブを、高音質オーディエンス録音で収録。今回初の全曲収録バージョンでギフト・タイトルで登場です。この日のライブを収録したアイテムは少なく、十数年程前にハイランドでリリースされたものは The Narrow Way (The Narrow Way, Part 3) 途中までで、The Pink Jungle 以降は未収録、さらにトレード間に流通する過程で追加された珍しくもなんともない別公演の神秘が収録されていてガッカリしたファンもなかにはいるかと思います。今回は現在トレーダー間に流通する経路違いの2種類のテープを編集し全曲収録を再現。The Narrow Way はフェードアウト、The End Of The Beginning（神秘）はラストでカットアウトするなど、カットもいくつか散見され、またThe Pink Jungle以降は音がこもります(The Pink Jungle 以降未収の音源が出回っている要因はこれかも)。また最後の Interstellar Overdrive はクリアになるため別ソースな感じもします。ちょっと音源流通過程が謎なライブですが、編集を施した本アイテムが現時点でベストの状態と断言いたします。音質は、前半に関しては、この時代のオーディエンス録音としては、疑いの余地なく最高峰。The Pink Jungle 以降もクリアならばプレスでもおかしくない、マニア必聴の高品質1969年ライブ盤。』
との事．
Plumpton 1969 (Gift CDR)
Live At "9th National Jazz Pop Ballads & Blues Festival"
Plumpton Race Track, Plumpton, East Sussex, UK 08th August 1969
1. Introduction
2. Set The Controls For The Heart Of The Sun
3. Cymbaline
"The Journey" Suite
4. The Beginning (a.k.a. Green Is The Colour)
5. Beset By Creatures Of The Deep (a.k.a. Careful With That Axe, Eugene)
6. The Narrow Way (a.k.a. The Narrow Way, Part 3)
7. The Pink Jungle (a.k.a. Pow R. Toc H.)
8. The Labyrinths Of Auximines (a.k.a. Interstellar Overdrive)
9. Behold The Temple Of Light
10. The End Of The Beginning (a.k.a. A Saucerful Of Secrets)
11. Interstellar Overdrive
TOTAL TIME (70:21)
Set The Controls For The Heart Of The Sun
Cymbaline
The Narrow Way
The Labyrinths Of Auximines
The End Of The Beginning
Interstellar Overdrive
[参考]
1969 Tour Dates
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July
04 Selby Arts Festival,St James Street Recreation Ground,Selby,England
10 Paradiso,Amsterdam,The Netherlands (Cancelled)
10 Popmanifestatie,Veilinggebouw,Groningen,The Netherlands (Cancelled)
20 Studio 5, BBC TV Centre, Wood Lane,London,England
[So What If It's Just Green Cheese?,BBC1 TV,Live Broadcast]
22 SDR TV Villa Berg Studios, Stuttgart,Germany
[P1, SDR TV, Broadcast 21 September]
23 TV show, West Germany (Unconfirmed)
24 VARA TV Studios,Zaandam,The Netherlands
[Een Man op de Maan,Nederland1 TV,Live Broadcast];
[ARD TV Studios,Hamburg,Germany (Apollo 11, Pre-Recorded TV Broadcast)]
August
01 Van Dike Club,Devonport,Plymouth,England
08 9th National Jazz Pop Ballads & Blues Festival,
Plumpton Racecourse,Plumpton,England
09 Paradiso,Amsterdam,The Netherlands
[Hilversum 3 Radio,Recording Aborted]
September
13 Sam Cutler Stage Show,Rainsbrook,Ashlawn Road,Rugby,England
17 Concertgebouw,Amsterdam,The Netherlands
[Hilversum 3 Radio, Broadcast Late 1969]
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