「生まれる前に決めたこと」の「生まれる前」ってなんのこと? | フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

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さて、前回のリンさんのご質問の回答の続きです。

 

ご質問は、

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ある方から

「人間はこの世界に来る前に全てを決めて来る。だから、私たちの人生はもう決まっている」

と言われたことがあります。
最近、そういう話をよく聞くのでとても気になってきました。
もし、それが事実なら、病気の人が健康になろうと頑張っても生まれてくる前に

一生治らないと決めてきたとしたらその通りになってしまうのでしょうか?
100歳まで生きるぞーと思っても80歳と決めてきたのであれば80歳までしか生きられないのでしょうか?

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でしたね。

 

 

 

そもそも、「この世界に来る前に」とありますが、

それって、どんな世界だと思いますか?

 

生まれる前?

 

生まれる前って、前世のこと?

 

それとも天国?

 

…とか、まず「生まれる前」の意味がわかりませんよね。

 

 

 

フラクタル心理学は、TAWフラクタル現象学に基づいているので、

 

この世界がどのように誕生するかについて、独自の理論があります。

 

それは、宗教とは関係がありません。

 

厳密に言うと、フラクタル心理学では、

 

「生まれる前」というのは、表層意識が誕生する前、というのを意味します。

 

あなたが「自分」と思っているのは、

表層意識だけです。

 

意識には、表層意識と深層意識がありますが、

 

表層意識は、海で言えば、人間が泳げる範囲だけで、

 

残りの膨大な部分が深層意識です。

 

表層意識は、深層意識が降り積もって(積み重なって)、

 

「もつれ込んだ」ときにやっとのことで誕生します。

 

(「もつれ込み」については、これまでのブログで何回か出てきましたね)

 

 

つまり、一番あとにできた部分なのです。

 

ですから、リンさんのご質問を言い換えると、

 

「人間は、表層意識がまだないときに(深層意識だけのときに)、この世界に来る前に全てを決めて来る。だから、私たちの人生はもう決まっている」

となります。

 

そして、前回お話ししたように、

 

生きる目的に、「死」があるはずがありません。

 

という意味は、

 

深層意識はそもそもまだ生まれる前の意識なので、

 

そこに「死」はまだ存在しておらず、

 

そんなものは認識もできないので、

 

死ぬことを決めることは絶対にない、

 

ということです。

 

 

 

しかし、

 

表層意識であろうと、深層意識であろうと、意識は意識なので、

 

自分の行先を決めるのはどちらでもできます。

 

「死」を考えられるのは表層意識以降なので、

 

生まれてから(表層意識が誕生してから)、

 

表層意識が死のことを考えるならば、それは決めることができます。

 

ですから、

 

もし、それが事実なら、病気の人が健康になろうと頑張っても生まれてくる前に

一生治らないと決めてきたとしたらその通りになってしまうのでしょうか?

 

という質問ですが、この答えは、

 

「生まれたけど、やっぱりこの人生はやーめた」と決めることは、表層意識にもできるのだということです。

 

 

とはいえ、

 

いずれにしても、

 

何が起きるか起きないかを決めているのは、

 

何を考えたかという思考の量です。

 

 

心の仕組みをまだ知らない人は、自分という人間が一人だけのように感じているかもしれませんが、

 

実際には、たくさんの自分がいます。

 

すると、

 

自分Aは深層意識の深いところにいるので、「冒険者になってやる~」「世界を牛耳ってやる~」と決めたかもしれません。

考えているのはただそれだけです。その意味では、生まれる前に目的を決めたのです。

 

 

自分Nは、表層意識にいるので、この世界に誕生しており(もつれ込み済み)、

暑いだ寒いだ、おなかがすいただ、テレビがつまらないだ、起きるのが嫌だと、いろいろと不満を感じたために、

 

「こんな世界、滅ぼしてやる~」と思ったかもしれません。

 

すると、自分Nは自分の「死」を決めたことになります。

 

「病気になって、親を困らせてやる」

 

とか

 

「病気になって、ずっと世話してもらう」

 

と決める人もいます。

 

 

AやNの自分の思考の足し引きで、

 

自分の人生に何が起きるか決まるのです。

 

 

 

だからこそ、自分の人生を意識的に生きることが大切になります。

 

RPGの人殺しゲームをおもしろがってやったり、

 

「親は私に~してくれなかった」と親を恨んだり、

 

毎朝「ああ~、めんどくさ!」と言いながら仕事に行ったりするのは、

 

自分の「死」を願っているのと同じになります。

 

(意識には人と自分の違いがないからです)

 

 

 

こういう仕組みがわからないために、

 

「私は早く死ぬことを決めた覚えはない」と勘違いするんですね。

 

自分が考えたことがないことが、現実化することはないんですよ。

 

だからこそ、

 

自分が変なこと、起きてほしくないことを考えていないか、

 

自分の思考を常にチェックして、

 

間違った思考は直す、という作業が必要になります。

 

フラクタル心理学は、そのための心理学です。

 

 

つまり、生きているときはいつでも、自分のネガティブな「運命」を変えることはできる、

 

ということです。

 

そして、もともと「生まれる前」に決めた本当の目的に向かえばいいのです。

 

 

 

さて、リンさんへの答えは以上ですが、

 

関連がありますので、

 

ついでにフラミンゴさんからの質問にお答えしますね。

 

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先生、こんにちは。質問をさせて下さい。

私のフラクタル心理学の入り口は、先生の著書の「そろそろこの世界が~」でした。そこに書かれていた「そもそもあなたは親から誕生していません。」「物心がついた時が、あなたの人生のスタートなのです」という概念を、初めて聞くことでしたが何となく受け入れてみました。

しかし、マスターコースを受講すると(上級まで受講しました)「母の胎内にいて100%保護された状態から、不満足がある世界へ誕生した」とテキストにあり、「能力をつけたり、成長をする事でマイナスを埋めていく」と教わりました。

本とテキストの文章で矛盾を感じました。

ここが上手く理解できません。


親から誕生したと言われるなら、テキストに書かれている事が納得出来るのですが、

親から誕生していないのなら、100%保護されていたという状態もなかったという事なので、
何と比較して私たちは不満足を感じてるのでしょうか。

何を疑問に思っているのか上手く伝えられていないかもしれませんが、
この件に関して、理解を深める為にアドバイスを頂けたら嬉しいです。

 

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答えは単純です。

 

「そろそろ…」の本は、TAWフラクタル現象学の本であり、

 

マスターコースのテキストは、「フラクタル心理学」の本です。

 

 

TAWフラクタル現象学の本は、一般公開されているものです。

つまり、現象の仕組みを知識として学ぶものです。

 

フラクタル心理学の本は心や感情についてのもので、

知識ではなく、実際にトラウマの解消や思い込みを直すためのものです。

 

トラウマは、今まで「親から生まれた」と思っていたからこそ作られました。

 

ですから、直すためには、「親から生まれた」という前提に戻って直さなくてはいけないのです。

 

(入門のテキストには、「親から生まれたと思うのをやめろ」と書いてありますけどね。それは仕組みをさらりと伝えているだけです。)

 

 

本を書く人はこのように、当然ながら、対象者は誰かを考えて、表現を変えます。

 

つまり、小学生向けに書いた本と、大学生向けに書いた本は、表現や設定が異なるのは当たり前なのです。

 

自分は今どこまで学んだのかを理解しないと、

 

せっかく大学生までの知識を学んだのに、

 

小学生向けの本を読んで、

 

「あれ? 言っていることが違う」となりますね。

 

レベルに合わせて、表現を変えるのはライターの当たり前なのです。

 

 

親から誕生していないのなら、100%保護されていたという状態もなかったという事なので、
何と比較して私たちは不満足を感じてるのでしょうか。

 

それは、上にも書いた通り、

 

「もつれ込み」が「誕生」に当たりますから、

もつれ込みがなかったときに感じた自由や無制限が、もつれ込み後にはなくなったので、

そこに「怒り」を感じ、それを親にぶつけた、ということです。

 

別の言い方をするならば、

 

表層意識が誕生すると、

深層意識だけだったときと比べて、不満足だと感じるというわけです。

 

 

 

リンさん以前のブログの質問には、もつれ込みや「存在」についての質問がありますから、

そこを読んでくださいね。

 

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