こころの進化の6つの階段 その18 人生のボスザル脳時期とは? | フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

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質問をいただきました。ありがとうございます。

 

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現在4ヶ月の男児を子育て中でして、時間を見て
「こころの進化の6つの階段」何度も読み返しております。

初めての子育てで、かなり苦労しております。

子育てをしていて、赤ちゃんは、
■お腹が空いた!
■オムツが気持ち悪い!
■眠れないから抱っこして!
■飽きてきた!違う遊びしろ!
■ずっと寝ててもつまらない、抱っこして歩け!
■他の人の事なんて見てないで(他の人と話してないで)オレだけ見てろ!

と、とにかく自分が一番、常に自分の欲求を満たしてもらいたい、待たされるのが嫌(時差が嫌)なのだと、よくわかりました。
そして、それは全て怒りなのですね。

寂しいとか、悲しいというような可愛らしいものではなく、怒っているのだと思います。

わたしは召使いになった気分です。
自分が母にやっていたことが、母になったわたしに返ってきているのだと理解しています。

このような赤ちゃんは心の進化の段階でいうと、ボスザル脳でしょうか??

 

(→ はい、ボスザル脳です。)

また、今は子育て中で一日中子どもと2人きりの生活です。
 

(本の引用)
P52
何かに苦しんでいる場合、それはだいたい深層意識の中にまだ大量にいる、ひとつ前の段階の小自分が悪さをしている。
P53
自分の脳の状態がどの程度かを見たいならば、自分の直接感覚の世界にいる人々を見ればいい

との解説から考えると、わたしはチンピラザル脳

(P148 仕事をさせられると自分を奴隷だと感じて・・・←まさに私)なのでしょうか。
現在の自分の発達段階を知り、次の段階へ成長したいと思っております。

 

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人を召使にしたい、というのは、ボスザル脳ですね。

 

先日、セミナーで元小児科看護師さんが、次のようにおっしゃいました。

 

「小児科に夜勤で務めているとき、

 

子供がずっと泣いていると、

 

仕事が終わったとき、すごく疲れを感じていましたが、

 

その理由がわかりました」

 

みなさんもわかりますか?

 

子供が病気で泣いているとき、

 

看護師さんとしては、

 

「ああ、つらいんだろうな、お母さんに会いたいんだろうな」

 

と、表面上では(表層意識では)思って、かわいそうだと思おうとするのですが、

 

実際には、心の中の大量の深層意識(チンピラザル)は、そのように思っておりません。

 

チンピラザルには、泣き声が次のように聞こえます。

 

「なんでこんなところに閉じ込めるんだ~!!

 

さっさと出せ~!! バカ~!

 

お母さんを呼んで来い!

 

お母さんに世話をさせろ!

 

そばにいて、オレ様を楽しませろ!

 

無視するな~! かまえ~!」

 

ですね。

 

そして、チンピラザル脳は、

 

「うるさい! よくも泣いて人(自分)を責めたな! 」

 

と思っているので、とても腹が立つのです。

 

でも、腹が立っていることを知られるとまずいので、

 

「かわいそうにね…」と思おうとします。

 

これが、体に良くないんですね。

 

脳は自分と他人を区別できないので、

 

人をかわいそうと思うことで、

 

自分がかわいそう、となり、

 

自分の力をそいでしまうのです。

 

こうして、どんどん疲れていきます。

 

ですから、本当は、

 

「うるさい。黙れ。嫌なら自分でさっさと病気を治せグー

 

くらいのことを、心の中で唱えれば、

 

看護師さんが自分の力をそぐようなことにはならないですよ。

 

子育て中のお母さんも同じですが、

 

お母さんの場合、

 

自分がかつて子供のころに思っていたことを、今の子供(娘、息子)に投影し、

 

自分がかつて母親に求めたことを、今の自分に投影するので、

 

なかなか「うるさい、黙れ」にはならないわけです。

 

看護師さんも、もちろんこの思いはありますが、

 

あくまでも「これは仕事」と思っていれば、だいぶ軽減されます。

 

母と子の関係では、「無償の愛を持たなくちゃ」と思ったりするので、

 

とても難しいんですね。

 

との解説から考えると、わたしはチンピラザル脳

(P148 仕事をさせられると自分を奴隷だと感じて・・・←まさに私)なのでしょうか。

 

そうです。ボスザルに強く腹を立てているのは、ボスザルから落ちたチンピラザルです。

 

特に最初の子は、結婚してすぐに生まれることが多いので、

 

母親自身がある意味、家庭内のボスザルで

 

(夫にわがままを言ったり、自分を一番優先していたりする)

 

そのあとに真のボスザル「赤ちゃんの娘・息子」が登場するので、

 

ボスザルからチンピラザルに回らざるを得ず、

 

それが悔しくて、大きなストレスとなり、

 

子育てが苦しくなります。

 

つまり、夫にわがままを言えていた人ほど、

 

つらくなるということですね。

 

 

 

しかし、チンピラザル脳が悪いわけではありません。

 

誤解しがちなのですが、

 

どの発達段階も必要です。

 

本にも書いてありますよね。

 

神脳まで行ったら、次はまた恐竜脳やボスザル脳を必要に応じて使いこなし

 

自分自身をうまく操縦していく必要があります。

 

 

ボスザルに対して、チンピラザル脳があるからこそ、

 

ボスザルを野放しにせず、対抗しようとしますから、

 

結果的にボスザルを抑えることができます。

 

これができずに、ボスザルを助長させてしまった人が、

 

将来、ニートのわがままな子供に奴隷のごとく使われる、

 

ということになってしまいます。

 

また、チンピラザル脳の自分に、自分であきれたら、

 

「仕方ない、対抗するのはあきらめて、奉仕ザルになるか」と

 

次の段階に移行するのも速くなります。

 

多くの人は、これをやっていますね。

 

(すると、将来、また奉仕ザル脳から抜け出すのに苦労しますが…)

 

 

 

問題はその量なのです。

 

ボスザル脳の自分が多ければ、チンピラザル脳になれないし、

 

チンピラザル脳の自分が多すぎれば、

 

奉仕ザル脳になれずに、

 

子育てができず、苦しむことになりますね。

 

ですから、少し多すぎると感じたら、

 

分量を調整するために、心の修正をする必要があります。

 

いずれにしても、

 

怒りをちゃんと認識して、

 

それを感じたときに修正しておけば、

 

子育てに限らず、いろいろな面で

 

(たとえば、職場で、姑関係で)役立ちますので、

 

子育て中は、自己鍛錬の時期と思って、

 

ぜひ修正をしてくださいね。

 

 

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自分が子供のころに母親に思っていたことが、

 

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フラクタル心理学をまだ学んだことがない方には、

 

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