あなたがまだ知らない、
この世界の真実があるとしたら、
どうですか？
知りたいですか？
それとも、知るのは怖いですか？
もし、あなたがこの世界で、とても成功した、と思うのならば
知らなくてもいいかもしれません。
でも、そうでないならば、これはチャンスです。
知ったほうがいいことがたくさんあるからです。
大切なのは、
「ああ、生まれてきてよかった。
この世界は、なんておもしろいんだろう！！」
と思えるか、ということです。
生きていることにとても大きな意味がある、
とわかったならば、
もし、あなたが死んだとき、
もう一度、人生を生きてみたい、
と思いますよね。
それこそが生命力。
それこそがエネルギーの源泉です。
ですから、人生への大きな肯定感を持ちましょう。
そのために、まずは世界の本当の構造を知ることです。
そろそろこの世界が仮想現実だと知るときが来た
は、あなたの疑問に答えます。
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ドラマシナリオシリーズ
「サムライ・カウンセリング」
ケース１
第９回
主な登場人物
マダム・マヤ（F.カウンセラー）
サトル(マダムの弟子／ボディーガード／付き人）
デービッド(弁護士）
ロバート・セバスチャン (執事）
舞台はロサンゼルス。
ウィルシャー通りの裏手に事務所を構える
老弁護士デービッドのところに、
今日も一人の相談者が現れる。
そして、相談者はベルエアに住む
一人の日本人女性を紹介されるのだった…。
第１回目はこちら。
前回までのあらすじ
会社の元社員にハラスメントで訴えられたジョンは、
経営する会社が危機に瀕していた。
弁護士デービッドに、ベルエアに住む謎の日本人女性を紹介される。
マダムは、その原因はジョンが子どもの頃に友達をいじめていたことにあるという。
すぐにジョンはマダムに解決策を聞こうとするが、
マダムは彼の態度が悪いと言って、なかなか教えてくれない。
その晩、ジョンは、自分がマダムにしている態度を、自分の娘が
自分に対して取っているのを見て、はっとするのだった。
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ジョン
カーラ、悪いけど、パパは、今、大切なことを考えているんだ。
こんな遅くになってから、はじめるからだ。自分の責任なんだから、自分でやりなさい。
カーラ
パパひどい！ いいもん！ じゃ、ママに聞く！
怒って出ていくカーラ。ジョンはため息をつく
ジョン、マダムに言われたことを回想する。
マダムの部屋の奥に現れたスクリーンに映っている図形、線やマルが重なっていき、
人になったり、怪獣になったりしている。
（回想の中で）マダム
夢の中では、あなたは怪獣にもなるし、お母さんにもなる。
ケインにもなるし、ルークにもなるの。
あなたは誰でもあるのよ。
すべての役柄を一人で演じているの。
そして、あなたが目を覚ますとき、一番多く演じた役柄が、「自分」として認識されているの。
そして、それ以外のものは、自分の周りの人として認識されているのよ。
これがあなたが生きている世界なのよ。
スクリーンには、さらに、カーラの怒った顔、ルークが睨んでいる顔、
ケインが苦虫を噛み潰したような顔、職場の専務の顔などが浮かんでは消えてゆく。
回想終わり
ジョン（自分につぶやく）
夢の中では自分はカーラでもある？
俺がすべての役柄を一人で演じている？
場面／翌日のジョンのオフィス
ジョン、額に汗をかきながら、必死に電話で顧客をつなぎとめようとしている。
ジョン
今月からもういらない？ いや、そこをなんとか…。はい、はい。いや、今月は
二本サービスさせていただきますので、そこをなんとか、今月も続けていただくようにお願いします。
はい、ハイ。ありがとうございます！
ジョン、電話を切り、ため息をつく
ジョン
いったいなんだって、俺がこんな電話に出て、必死に営業しないといけなくなったんだ。
専 務
おい、ジョン、人手が足りないんだ。事務処理なんか夜にやれ！ 昼間は配達しないと。
契約があるのに配達が遅れると、顧客に切られてしまうぞ！ 配達がもう三人しかいないんだ。
もう夜中も働くしかないさ。
ジョン
わかってるさ！
ジョン、配達表をもって、事務所を出て、駐車場へ向かって歩きながら、
ジョン
（ひとり言）
くそ～！ ケインのくそったれめ！ よくもこんな思いをさせてくれたな！！
俺なんかどうなってもいいと思っているんだろう！ お前に俺がなにをしたっていうんだ！
さんざん俺の幸せを奪っておきながら、
お前にいい思いなんか絶対にさせないぞ！
ちきしょ～！
ジョン、ビルから出て駐車場の配送車へと歩いてゆく。
男と女が、夫婦ゲンカをしている。
妻
よくもこんな思いをさせてくれたわね～！ あたしなんかどうなってもいいと思っているんでしょ！
あたしがあんたに何をしたっていうのよ～！！
さんざんあたしの幸せを奪っておきながら、
一人だけいい思いをしようなんて、絶対にさせないわよ！
妻、バッグで夫をたたき倒し、そのまま車に乗って去っていく。
しかし、ハンドルを切り損ねて、木にぶつかってしまった。
まわりの通行人が車に走り寄っている。
ジョン、びっくりして、後ずさりしながら、車に乗り込む。
ジョン、慌てて車に乗り込む。今、目撃したことが信じられない。
ジョン
（ごくりと唾を飲み込み）
今、何が起きたんだ？ ええと…。
あの女が、俺のセリフとまったく同じことを言ったんだ。
男を殴ったかと思ったら、そして、車ごと木にぶつかって…。
（つづく）
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夢の中では、あなたはすべての人を演じているんですよ。
ただし、すべての人、とは、自分が直接感覚で出会う人、です。
そのへんの仕組みは、
「そろそろこの世界が仮想現実だと知るときが来た」をお読みくださいね。
あなたも、なにか変えたいことがあるときには、
ぜひ、フラクタル心理カウンセラーにご相談くださいね。
「こんなこと、変えられないでしょう？」ということが、
変えられたりしますよ。
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