アメリカ・FOMC明けの22日、日本銀行の金融政策決定会合が実施されました。

その結果発表で引き続きの緩和継続との発表後、また久しぶりの円安が進みました。

一時146円/ドルに迫る変化に政府はついに為替介入を行いその発表を夕方行いました。

すると145円台をうろうろしていたドル円レートは一気に140円台まで円高に動きました。

これは間違いなく、今までの口先介入でなく実行した結果なのでしょう。

その後はこの円高の動きに敏感に反応した投資家がまたドル買いに走り現在は142~143円あたりで落ち着いています。

ただ今回の介入にはアメリカの協力はえていないようなので日本単独の動きのようです。

 

先日のアメリカ・FOMCで予定通りの利上げ(0.75ポイント)で日米の金利差が拡大したことと日銀の政策発表で投機的にドルがまた買われたのですが、アメリカ経済においては確実に重しになっているのは事実です。

事実株価もダウ・ナスダック・SP500それぞれ一気に下落し日経平均も引っ張られて値を下げています。

明らかに今後の景気減速とアメリカ中間選挙結果を見定めるための慎重な動きなのですが2023年に景気減速することが強く意識されたのは間違いないでしょう。

ですから日本政府も時間稼ぎさえ出来れば再度ドル円が120円を割ってくることはそう遠くない時期に起こりそうなのですが今回はそれまで待っていられない!・・・との判断なのでしょう。

 

今回の為替介入は通貨レート自体ではさほど円高に戻すことは出来なかったかもしれませんが、状況によっては投機的な動きを政府がけん制することを示した格好にはなりましたね。

ということで日本政府は145円あたりは死守したい状況なのかもしれません。

またアメリカ政府も世界的にドル高が行き過ぎることも景気減速後には負担になることはわかっていると思いますので今後ドル高がさらに進む場合、政府間で協調介入という可能性もあるかもしれません。

とにかく11月まではこういった微妙な展開が続くかもしれませんが、その後は落ち着いてくると思っています。

10~11月が荒れ模様になる分、年末は安泰な気がしますので10月は積極的に売り買いしてみようと思います。

せっかくですからちょっと儲けてみようと思います♪