勉強したのにテストで良い点が取れなかった。
勉強してもテスト結果がよくないから勉強しても無駄だ。
と言う人がいます。
しかし、自分では勉強しているつもりでも客観的に見ればそれほど勉強はしていない場合が多くあります。
自分は勉強しているつもりでも、客観的には勉強していない。
そうであれば、勉強方法をもう一度見直してみる必要があります。
勉強方法については個人差がありますので、このようにすれば良いという決定打はありません。
色々な方法を試して自分に合った勉強方法を見つけていくしかありません。
しかし、勉強ができる人には共通した勉強のコツがあります。
そのことは知っておく必要があります。
それは、勉強して間違えたところをしっかりと理解するようにしていることです。
問題を解いて間違った箇所や理解できなかった箇所は徹底的に理解しようとしています。
できない人は残念ながらそのようなことがなされていません。
勉強してもできないと思っている人は間違った個所を理解しようとする意識を持たなければなりません。
そんなことを言っても分からないことは理解できない。
そんな気持ちも分かります。
ですから、まずは理解しようとする意識を持つことから始めます。
問題を解いて、丸付けをして、間違ったところにはバツをつけて、それでおしまい。
間違った所の正しい答えを書きなおして、それでおしまい。
これではできるようにはなりません。
問題を解いただけでしっかりと勉強した。
と思ってしまうと勉強しているのにテスト結果がよくない。
ということになります。
まず、自分の力で問題を解いてみます。
その後、答え合わせをして間違えたところの問題をよく読みなおして理解するようにします。
しかし、問題を解いて間違えたところや分からないところが多い場合は答え合わせをじっくりとして理解することなどできません。
そのような場合、ただバツをつけるだけになってしまいがちです。
そうならないようにしなければなりません。
そのために解く問題数を少なく区切って、その都度答え合わせをするようにします。
つまり、5問くらい問題を解いたら答え合わせをするという方法を取ります。
答え合わせをする数を少なくすれば、間違った個所が多くても答え合わせがしっかりできます。
間違いが多い場合は欲張らないで、少しの問題数についてだけでも、しっかりと答え合わせをするようにします。
そのようにして、少しでもしっかりと答え合わせをすることを習慣化させるようにします。
問題を解くだけでは勉強したことにならないことを自覚させます。
問題を解いて間違った個所を理解することが勉強したことになる。
このことが分かってくれば、答え合わせの仕方も変わってきます。
最終的に、そのことがテストの結果に結びついてきます。
「素直で頑固」
一見ふたつは合わないようなことと思われるかもしれません。
しかし、これは勉強ができるようになる必要な要素です。
「ここはこのように解くともっと簡単にできるよ。」
「こうしたらいいよ。」
というような意見を素直に聞いて実行する。
「これができるまで、分かるまで、ずっと考える。」
自分が納得するまで続ける頑固さ。
これらは勉強ができるようになるには必要です。
人の意見を聞かず、勝手な行動をとる。
すぐにあきらめてしまう。
というようでは残念ながら勉強はできるようにはなりません。
「賢者は愚者からも学び、愚者は賢者からも学ばず。」
という中国の古い言葉があります。
素直に色々な意見を聞くということは次なる成長につながります。
2024/07/30
