日々の勉強=テスト勉強
このような意識を持つことも大切です。
日々の勉強の積み重ねがテスト結果につながります。
書いて考えるということを習慣化する。
勉強方法のひとつとして、このことが挙げられます。
数学において頭の中で考えて答えを導き出そうとする生徒がいます。
はたから見ていると頭の中で考えている方が書き出して考えるよりも時間がかかっています。
そこで、書いて考えることを勧めると書くのは面倒くさいという返事が返ってきます。
頭の中で考えている方が面倒くさそうですが、本人は書くことを拒みます。
そして、最終的には分からない。できない。
という結論になったりします。
書く、書き出すという行為は考えをまとめる。
間違いを少なくする。
という点で効果があります。
書いて見えるようにすることにより効果を発揮するのが計画表です。
計画表を作るとひとつの科目にかけられる時間や進度状況が分かり、学習時間の不足などの様々な問題点が分かりやすくなります。
テスト前には学校からテスト勉強の計画を作成する用紙が渡されます。
これを利用して、テスト対策の計画を立てます。
計画通りに進んだ場合には計画表があると達成感を感じることができます。
そこで、計画表の作成にはこの達成感を感じるような工夫が必要です。
自分はどのようにしたなら達成感を感じることができるのか試行錯誤して自分に合った計画表を作るようにするとよいでしょう。
ひとつの例を挙げてみます。
計画表にその日に行う予定事項を書きます。
実行できた事項は赤ペンなどで赤く塗りつぶしていきます。
蛍光ペンなどのマーカーでの塗りつぶしでもよいのですが、赤ペンで塗りつぶします。
この赤ペンで塗りつぶす方が達成感は感じやすくなります。
実行したことが赤く塗りつぶされることによって、その日の計画表の欄が赤くなっていくことが達成感につながります。
計画表の1日の欄が赤い色に塗られていくことが勉強の励みにもなります。
そのためには、1日の計画表に書かれる事項は細かく書いておく方が効果的です。
予定を細かくして記入することにより、赤く塗りつぶす事項が増え、自分の満足度につながります。
実行できなかった事項もひとめで分かるようになり、次の日以降の優先事項にするのか、どうするのか、計画を再検討することもしやすくなります。
実行できた事項とできなかった事項がすぐ分かるということも利点です。
できれば、学習した科目の終わりに学習して気が付いたこと、注意点などをまとめる時間を作ると理解定着に効果があります。
はじめは欲張らずに1行でも簡単なまとめ文を書いておくだけでも学習の振り返りになるので効果が期待できます。
学習のまとめを最後にやるわけです。
学習したことをただ目で追うだけでも学習のまとめになります。
2024/05/23
