言葉でブレーキをかけない。
問題を解く前から
「できない。」
「分からない。」
と声に出して言う生徒がいます。
ほとんど問題は読んでいません。
それなのに問題がむずかしくて分からない。
というわけです。
そういう生徒は
「できない。」
「分からない。」
と言って問題を見ることが癖になってしまっています。
無意識に言葉にしています。
問題を解く時の号令のようになってしまっています。
「できない。」
「分からない。」
と言うと、
できる問題もできなくなってしまいます。
「できない。」
「分からない。」
と問題を解く前に言う。
それは脳がこれから考えようとすることにストップをかけてしまいます。
車に乗って、これからアクセルを踏んで前に進もうとする。
その時にアクセルを踏まないでブレーキを踏んでしまう状態と同じです。
車は前に進みません。
車を前に出そうとしているのに
ブレーキをいくら踏んでも車は前には進みません。
何事も行動する前に言葉でブレーキをかけてはいけない。
しかも、それを習慣化することは、さけなければならない。
前に進むためには、まずはアクセルを踏むことです。
間違ってもブレーキを踏んではいけません。
前に進もうという気持ちを持つことも必要です。
そして、アクセルを踏むことです。
