基本はやっぱり大事 その2 | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

物事には基本があり、基本のマスターが最終的到達への近道になる。

それならば、勉強についてはどうだろうか。

 

勉強も当然そうだ。

算数(数学)、国語、英語、理科、社会など、やはり基本のマスターが必要不可欠になる。

たとえば、算数(数学)の基本は計算になる。

計算ができなければ、次に進めない。

今は電卓があるので、それも必要ないと言えばそうなるかもしれないが。

 

計算のマスターは結果だけではない。

過程が今までの基本の積み重ねになっている。

わり算の筆算では九九、かけ算、たし算、ひき算などすべての計算が含まれている。

それぞれの学年の基本のマスターの積み重ねと言える。

 

中学3年生の数学から考えてみる。

2次方程式は因数分解そして1次方程式ができないと解けない。

連立方程式も1次方程式ができないと解けない。

1次方程式は正負の数の四則計算ができないと解けない。

そのように考えていくと小学生の分数、小数などの計算、九九、大きな数の加減。

最終的には小学1年生のたし算、ひき算が出発点になる。

そこから各学年の基本のマスターを積み上げて次の基本のマスターにつながる。

 

基本のマスターには共通点がある。

その時々に覚える内容自体は難易度が高いわけではない。

マスターするまでに時間がかかる。

しかも同じことを何度も繰り返すことによって基本はマスターできるものが多い。

 

この繰り返しを辛く感じるかどうか。

そこで挫折をしてしまうか、しないか。

これが次のステップに大きく左右する。

 

基本をマスターすることは、往々にして同じことの繰り返しにより体得していくことが多い。

なぜ、こんなことをしなければならない。

なぜ、こんな同じことを何回も繰り返す。

めんどうくさい。

そんなことを思うと続けられなくなる。

そして挫折。

 

そこで挫折しないで続けられた者が基本をマスターできる。

それを繰り返していくとマスターするための繰り返しの回数も減ってくる。

基本をマスターしやすくなる。

 

後になってみればその基本のマスターが大事だということが分かる。

けれども、その時点では分からない。

 

 

 

2023/06/13