数学の問題で教科書通りの方法で解こうとすると、なかなか理解しにくい。
けれど、ちょっとした公式を覚えると簡単に解けるという問題があります。
しかし、学校の先生はそのような公式を使って簡単に解くことをよしとしない傾向があります。
公式にただ数値を代入して問題を解くことは、途中の過程で本当は理解したい内容を省くことになります。
この問題が解けるということは、その前段階のことが理解できている。
というように先生は思うわけです。
その問題の解き方によって生徒個人の理解度が把握できます。
それが公式に代入するだけで答えが導かれてしまう。
それは問題を理解したとは考えられない。
そのように先生は考えるわけです。
学校の先生が公式を使って簡単に解くことをよしとしないのは上記のような理由ではないかと思っています。
ただ、最近は学校の先生も公式を生徒に教えはじめているようです。
生徒が理解することを重視するより問題が解ける方が良いということになってきたのかもしれません。
公式を使って問題を解くひとつの例を挙げてみます。
円錐の表面積を求める問題です。(中1)
表面積=側面積+底面積で求めることができます。
「問題」
母線12cm、底面の半径4cm の円すいの表面積を求めなさい。
