昔、ディズニーランドで昼食をプーさんの広場で食べている時に、どこから異臭がしてきた。
何だと思って周囲を見回すと、ひとつとばしたテーブルの周りに座っている外国人の集団からの臭いのようだ。
どうも、みんなでキムチを食べているようだ。
はじめて、キムチとはこんなに臭いものなのだと認識した。
自分は今までにキムチというものをその時、食べたことがなかった。
それが、遠い昔のことになっている。
今では、キムチを喜んで食べている。
焼肉屋さんでキムチが出てきて、食べたことがきっかけで、自宅でも食べるようになった。
焼肉屋さんのキムチの味が気に入ったのだ。
でも、家族の中でキムチを食べるのは自分だけなので、自宅でキムチを食べる時も周りを気にして食べている。
キムチを口に入れる分だけ容器から取り出して、容器のフタはすぐに閉めて、できるだけキムチの臭いが周りに出ないよいうにする。
そして、取り出したキムチはすぐに口の中に入れる。
これを繰り返して、キムチを食べる。
こんなに気を使ってキムチを食べているのだけれども、家族にはこの配慮は分かっていない。
そんな配慮をしても、自宅はキムチの臭いでいっぱいになっている。