この前、新聞の投稿欄に家の近くの大手スパーが閉店になって困っている。
という投書を読みました。
それによると、何年か前にその大手スーパーができて、そのために周りの小さな商店はつぶれてしまいました。
その結果、近くの店はその大手スーパーだけになってしまったそうです。
それなのに、そのスーパーが閉店になって、家の近くには買い物に行く店がない状態で困っている。
というような内容の投書でした。
弱肉強食の世の中といえ、考えさせられます。
どうしても人間ですから、値段が安い、品揃えが豊富、などの理由で大手スーパーができれば、小さな商店よりも大手スーパーで買い物はしてしまいます。
それが、最悪の結果を招くとは思ってもいなかったでしょう。
自分の近くでもだいぶ前の話ですけれど、似たような話がありました。
CDレンタルショップの話なのですが、以前からあるレンタルショップの近くに大手チェーンのCDレンタルショップができました。
以前からあるレンタルショップは旧作DVDが1週間200円で借りられるところ、大手レンタルショップは400円でした。
当然、以前からあるレンタルショップに借りに行っていました。
それがある時から大手レンタルショップも200円に値段を下げました。
すると、大手レンタルショップのほうが品揃えが豊富なので借りたい物がだいたいある。
ということで、値段が同じならば大手レンタルショップに借りに行くようになりました。
そして、いつの間にか、以前からあるレンタルショップはつぶれてしまいました。
すると、それを待っていたかのように大手レンタルショップは貸す値段を初めの400円にもどしました。
お客が店をつぶして、結局はお客が損をする。