中学生位になると成績があまりよくない生徒の中で自分が勉強しないことを肯定する理由を探し始める。
そして、「…だから、勉強しない」と言うようになる。
テストが近づいて「勉強しなきゃ」と言っている生徒の中で「私はどうせ勉強してもできないから理科は勉強しない」なんてことを得意そうに言い出す生徒が出てくる。
そのようなことを言い出す生徒は大体タイプが共通している。
自分をよく見せたいという自己顕示欲が強い。
しかし、努力をするような大変なことはしたくない。
自分は今はできていないけれども、これは本当の自分の姿ではない。
本当はやればできる、と思っている。
このようなタイプの生徒を勉強するようにもっていくには気分をよくして、自己顕示欲を満足させればよいのですが、そこまでもっていくのが大変です。
まず、自分の現状の本当の力を認識させることから始めなければなりません。
そして、今の自分は自分が見下していたレベルにいるんだということを自覚させなければなりません。
自分はそのレベルではない、自分はそのレベルより上でなければならないという気持ちを持っていますので、そのことを刺激します。
上手くいけば、自分を上のレベルにしなければ嫌だ、という気持ちが勝って勉強するようになります。
いろいろなタイプの生徒がいます。
「勉強したくない」と言う生徒もいます。
でも、テストで良い点を取りたい。良い成績にしたい。
と、みんな心で思っているはずです。
そして、勉強しないで、テストで良い点が取れたらいいな。
とも、思っているはずです。