バッグの中 | 小川村塾ブログ

小川村塾ブログ

小・中学生・高校生のための学習塾 [小川村塾]
〒417-0842 静岡県富士市三新田9-20TEL 0545-32-0662   
生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

 生徒のバッグの置き方を見ると、2つのパターンに分けられる。
 バッグの口を開けたままで置いてあるものと、しっかりとチャックなどで口を閉めて置いてあるものとの2つである。
 どちらがよいというわけではない。

 ただ、自分のことを考えてみると、学生の頃はバッグのチャックなどは開けたままで、そのまま置いていた。
 ところが、アメリカをリュックを背負って1人旅をした時に、バッグの置き方が変わった。

 今では、必ずバッグのチャックを閉めて置くことがあたり前になっている。
 なぜ、アメリカを旅して、そのようにバッグを開けたままの状態から、チャックを閉めた状態で置くようになったのか。

 実は、アメリカ旅行は貧乏旅行なので、泊まる所は安いモーテルを探して、いつも泊まっていた。
 ある所で、安いモーテルに泊まった時、夜中にゴソゴソと音がするので、目が覚めた。
 明かりをつけると、ササーッと逃げるものがいた。
 ゴキブリだった。

 そして、まだ音がするので、音のする方を見ると、自分のバッグの中だった。
 恐る恐るバッグの中を覗くと、中に1匹、ゴキブリが逃げ回っていた。

 その経験から、それから後は、バッグの口は閉めておくのが普通になった。
 バッグを開けっ放しにして、ホテルなどの床の上にデンと置いていたのが、しっかりとチャックを閉めて置くようになった。

 人間は経験によって、習慣も変わる。