これからが受験の本番になる。
まず、2月1日は東京の中学受験の開始。
中学受験ということは、当然、小学生が受験する。
だけど、中学入試のテスト内容はというと、これを小学生が解くの、というようなレベルの高い内容で驚く。
しかも、それが4科目もある。
中学受験生は、これらの難しい問題が解けるようにならなければ、合格できないことになる。
通常、このようなテスト内容を知らなければ、中学受験というと、小学校で、できるといわれている生徒なら受験勉強なんてしなくても合格できるんじゃない。
と思うかもしれない。
これは、中学受験内容を知らない人は、当然思うだろう。
でも、中学受験は小学校の勉強からは、かけ離れている別個のものと考えなくてはならない。
中学受験用の新たな勉強をしなければ受験に関しては話にならない。
小学校で勉強していることを土台にして、発展的なことを勉強して、それが受験勉強になる。
というのならば納得できる。
けれど、そうではないのが中学受験となる。
小学校で勉強していることは、ほとんど試験に出るようなことはない、と言える。
中学受験生は小学校の勉強にプラス中学受験のための勉強をすることになる。
そして、中学受験の勉強は、量が多すぎて悲鳴が出るくらいだ。
悲鳴が出るのが正常なのだけれども、中学受験という部屋の中にいると、その悲鳴が出なくなる。
たとえば、中学受験のための進学塾の場合、カリキュラムでは1回50分位でテキストの1単元を説明、演習して、それで終了。
後は宿題として、自分で考えて解いておきなさい。
というような講習方法が多い。
受験生は夜、自宅に帰ってから大量の宿題をしなければならない。
悲鳴が出るのが、正常だと思う。
悲鳴など出さないで、簡単に勉強することが頭に入る子どもは御三家と言われるトップ校に合格することになる。
それ以外の子ども達は、大量の問題の中で目を回している。
しかし、目を回しながらも、頭を使っている子どもは、だんだんと実力がついてくる。
すると、トップ校に合格できるようになる。
目を回したままか、頭を使えるようになるか。
それが、合格に関係してくる。