寝ていて夢を見なくなったと一時期思っていた。
一説によると夢は寝ている時にはいつも見ている。
ただ、その見た夢を起きた時に覚えているか、いないかが夢を見た見ないになるという。
そんな説から言うと、見た夢を覚えていなくなったということになる。
それが一時期で、最近ちょっと夢を見るようになっている。
どうも、それは寝る前の精神の状態によるものではないのだろうかという気が自分の場合してきた。
そう思ったのは、今年の1月の雪の中での車の運転をした夜のことだった。
雪の中での車の運転は過度の緊張を精神にしいたげたようだ。
自分では気づかないくらい精神をずたずたにしていたらしい。
そのことは寝ていても影響したらしい。
寝ても、精神的には安らぐことができなかったのだろう。
実は寝ていて夢を見て、驚いて「わっ」と大声を出して、ガバっと起き上がってしまった。
よく、ドラマとかで見る、寝ていてうなされて汗を全身にかいて、ガバっと起きるやつだ。
どうしてそのようになったのか。
実は夢の中で、自分はネコに顔から食べられそうになったのだ。
その時は、夢の中でも自分は寝ていて、そこへ猫がやって来て、自分の顔に噛みつこうと突進してきた。
その瞬間、大声をあげて飛び起きた。
ということになる。
後にも先にも、大声をあげて飛び起きたのは、この時だけだ。
けれども、その後も時々夢を見るようになった。
そして、夢を見た時は寝る前に精神的に緊張していた場合が多いようだ。
どうも寝る前に精神的に緊張状態でいた場合の方が夢を見やすいようだ。
ということは、自分にとっては夢を見ない方が精神的に落ち着いた状態で生活できているということになる。
夢は一種の精神安定のバロメーターということになる。