記憶の定着 | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

 今日、東名の入り口で急に過去の事故のワンシーンを思い出してしまった。

 東名の下り東京の入り口はETCレーンが右に4つくらいあって、その左に普通のカードを取るETCではないレーンが並んでいる。
 前からこれは危ないなと思っていた。
 
 東名に入る時に、ETCではない自動車が追い越し車線を走ってくると、普通のレーンに行くためには、右から4車線くらい左に車線変更をしなければならない。
 そのことを知らない車が追い越し車線を走ってくると、料金所の手前で急に4つも車線変更をして左によらなければならないわけだ。
 非常に危険な状態になる。
 
 自分もそのような車線変更の車に危険な思いをしたことがあるので、気をつけて走っていた。
 そしてある時、その料金所のところを走っている時に、自分のすぐ目の前で、車線変更をしてきた乗用車とトラックが接触事故を起こした。
 本当に自分のすぐ目の前で起こったので、映画のワンシーンを見るような事故だった。
 
 あまりにショックだったので、記憶にインプットされてしまったのだろう。
 東名のその料金所付近を走ると、時々事故のワンシーンが思い出されてしまう。

 物事を覚えるのに五感をフルに使うとよいと言われる。
 手を使って、目で見て、声を出して、耳で聞いて物事を覚えるようにする訳だ。
 
 覚えるつもりがなくても、このパターンで記憶に残ってしまうことがある。
 ある風景を見ると昔の経験したことが記憶として残っていたものが突然、頭の中に出てきたりする。
 昔の音楽を聴いて、その音楽を聴いていた頃のことがよみがえってきたりする。
 食べ物のにおいをかいで、その食べ物を思い出すのではなく、食べていたシーンを思い出したりする。
 
 それらのことを考えると、記憶をさせるためのヒントがあるような感じがする。
 記憶をさせるのに五感を使うとよいと言われるのにも納得させられる。

 風景を見て過去のことを思い出すというのは、思い出す経験が自分にとって刺激的なことになっている場合が多いはずだ。

 自分のことで考えてみると、今日ふと思い出してしまった事故シーンは刺激的だった。
 記憶を上手く定着させて、効果的に使えたら便利になるだろう。