いつも使っている製本カバーを注文したら、
「それは廃止になりました」
という答が返ってきた。
その代わりになるような物をカタログで探したけれども、カタログにはなかった。
そこで、他の会社のカタログを見て、色が違っているけれども代用となる物を見つけて、そちらの会社で注文をした。
以前には、コピー用紙で同様のことがあって、これは代用がなくて、あきらめた。
昔、セブンイレブンやヨーカドーでは、1週間の売上の結果により、販売数の下位何番かの商品は仕入れを廃止して、その代わりに他の商品を入れる。
という話を聞いたことがある。
今はどうか知らないけれども、合理的な方法ではある。
ただ、このような方法の場合、今回のように、買おうと思った商品が売られていない、ということになる。
売る側からすれば、仕方のないことだ。
でも、消費者からすれば、前回買ったから今回も買えると思っている。
それが売られていないとなると困るわけだ。
店には売れ筋商品だけが並んでいる。
仕方がないので売れ筋商品を買うしかなくなる。
ますます店頭の商品が売れ筋商品になっていく。
消費者はひょっとすると仕方なく買っているかもしれないけれども、買われることで、売れ筋商品は確定化されていく。
世の中には規格化された、商品があふれていく。
人々は、商品に合わせた生活をするのが、あたり前の生活となる。