目に入る情報の違い | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

 昔、ボール盤をを使って、鉄に穴をあけていた時のことです。
 先輩にドリルが垂直に入っていないから、直すように言われました。
 自分では、ちゃんと垂直に入っているように見えていました。
 それなのに、垂直ではないと言われたわけです。

 学生の時も、電子顕微鏡で物を見る時に、自分ではピントがあっている状態だと思っていたのが、ピントが合っていないと他の者に言われました。

 自分が見て、得る情報が他人とずれているのかもしれないと、その時思いました。

 ひょっとすると、人はそれぞれが得る情報は同一ではない可能性もあります。
 微妙に違って見えていることも考えられます。

 ピカソもあの独特の絵のように人物が見えていて、見えたそのままを描いただけなのかもしれません。
 自分が見て得た映像と同じように他人も映像を得ているとは限らないということになります。
 目に入ってくる情報が、人それぞれ違って脳に伝達されることになります。
 目に入ってくる情報は同じでも、脳には違った情報として伝わるわけです。

 よく、国によって動物の鳴き声の聞こえ方が違うといいますが、目に入った情報も違うということになります。

 そのように思うと、人との関わり方も変わってくると思います。