最近、太陽の動きを感じないような気がします。
建物の中にいることが多いので、太陽がどの辺りを動いているのか、分からなくなっています。
子ども達の中には、太陽が東から出て、西に沈むことを知らない子どももいます。
そのことは、東がどちらかも分からないことに通じます。
そもそも、現代人は子ども達だけでなく、大人も東西南北を意識していません。
時刻と太陽の位置、影で南北が自然と意識できたのは、昔の話のことになっています。
私は富士市の中でも海の近くに住んでいます。
ここでは、北に富士山、南に駿河湾と南北が分かりやすい場所になっています。
そこで、自然と方位を意識した生活がしやすくなっています。
物の位置を教える時にどこどこの東側に置いた、とか言ったりすることもあります。
人に道を聞かれた時にも、「どこどこを東に50m行った所です」と、答えたりします。
でも、今は昔と比べて、それほど方位を意識していないように思われます。
太陽の動きも意識していません。
昔の人間の体は太陽の動きを感じて、東西南北を意識して生活していたのだと思います。
だから、本当は人間の体のためには太陽の動きを意識させた方がよいのではないのでしょうか。
太陽の存在を今一度、体に感じる必要があるのかもしれません。