テストの点が下がってしまった生徒と面談をして次のテストで点を上げるにはどうすればよいか話し合いました。
その時に分かったことは、本人は次のテストでは当然、点を上げたいという気持ちはあるけれども、必ず上げなければならないという緊迫した意識は薄いということです。
たとえば、1日のうちに1時間勉強時間を作らなければならないとしたら、どのようにするか。
このことについて、話し合ってみると、本人の言う通りにすると睡眠時間を削るしかなくなってしまいます。
つまり、テレビは見たいなど自分のしたいことを削ってまでして、勉強時間を作ろうとはしないわけです。
結局、色々本人がしたいことを削らないと、寝る時刻がいつもより1時間勉強する分遅くなってしまいます。
眠る時刻を今までより遅くすることは、よい結果を出しませんので、寝る時刻は今まで通りにしなければなりません。
すると、1時間の勉強時間を1日のうちに新しく入れることは、自分のしたいことをどれか削るしかないわけです。
それが、できないということは、まだ緊迫感がなく、甘いということになります。
自分の好きなことを代償にしなければ得ることができない物があるということを知るべきです。