予知能力を未来が見える力ではなく、未来を推測する力と考えると、ほとんどの人間は予知能力を持っていることになります。
1日後、1週間後、1ヵ月後の推測はできないけれど、1秒後とかの短い時間後ならば、人間は推測できています。
たとえば、野球、サッカー、バレーなどの球技スポーツなどはボールの動きを推測して、それに対処していることになります。ボクシングなども相手のパンチの動きを推測して上手くよけたりします。
これらは練習により、体が対象物の動きを瞬時に推測して、それに対処するようになった結果によります。
つまり、色々な経験を重ねてデータを取り、そのデータにより推測をするようになっています。
データは多ければ多いほど、推測は完全になり、正しい対処ができるようになります。
つまり、正しく推測できるようになるためには、多くの練習をしてデータを多く集めればよいことになります。
正しく推測することは、短い時間ではあるけれど、未来を推測したことになり、未来を見たことになります。
そこで、人間には予知能力が誰にもあると考えてよいのではないのでしょうか。
1秒も経たない未来を推測することは予知能力とはいえない、と考えることもできます。
でも、予知能力と考えることもできます。
1秒も満たない時間ですけれど、未来のことを予知したことにはなります。
練習によりだんだんと長い時間の推測ができるようになってくれば、予知能力が高くなったことになります。
つまり、予知能力は誰にもあり、練習の積み重ねにより、高まるということになります。