文房具と脳 | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

 小学生がペンケースと同じ位の大きさの消しゴムを持っていた。
 もはや、消しゴムの役割を忘れているといってよい消しゴムだ。
 お遊びなのだろうが、勉強することを考えると、勉強の効率を悪くしている。
 当然、脳が嫌がって、勉強にも悪影響を与える。

 勉強の効率をよくするということは、いかに脳にいい気分で働いてもらうかということだ。
 そういう点から考えても、巨大な消しゴムは、脳の気分を悪くする。

 消しゴムで字がよく消えないということを軽く考えている人がいるかもしれない。
 けれども、これは重要なことだ。
 脳はちょっとのことで、気分を悪くする。
 消えない消しゴムは脳の気分を悪くする。
 つまり、脳はよく働いてくれない。
 
 そのことは、逆のことも成り立つ。
 よく字が消える消しゴムを使えば、脳は喜んで、よく働くということだ。
 
 だから、勉強に関して、文房具は脳と深いつながりがあると考えてよい。
 文房具の本来の働きをしっかりしている文房具を持つことが勉強の効率を上げることになる。

 字を書く時に書きやすい鉛筆、シャープペン、ボールペンを愛用すべきだ。
 なめらかに字が書ける感じは、書かれている字は上手くないかもしれないが、気分をよくする。
 つまり、脳が喜んで、しっかり働こうとしているはずだ。

 文房具を選ぶ場合、使ってみなければ、自分にとって使いやすいのかどうかは分からないことが多い。
 いろいろ使って、自分にとって、いちばんよい物を見つけ出すしかない。
 脳が喜ぶ文房具を探し出すしかない。

 消しゴムは字がきれいに消すことができ、ペンはなめらかに字が書けることができる。
 最低限、それは文房具の役割なのだから、その役割をクリアした文房具を持つべきだ。
 それで、勉強の効率は上がる。