漫画「モンスター」浦沢直樹の完全版が全9巻揃ったので読み始めたら、止まらなくなってしまって困っている。
普通の単行本で発売頃に読んでいるのだけれども、内容は忘れてしまっていることが多い。
ただ、傑作のひとつだと思っているので、完全版を読み直してみたいと思っていた。
それが、今回実行できるようになったのだが、始めの1巻は、それほど感じなかった面白さが加速されて、途中で読むことを終りにできなくなっている。
今は5巻目を読もうとしている段階にきている。
続きが気になって仕方がない状態だ。
浦沢直樹さんの作品では「20世紀少年」が映画化されて有名だけれども、「20世紀少年」はともだちが何人も出てきた辺りからつまらなくなってしまった。
その点、「モンスター」は最後まで面白かった記憶がある。
「モンスター」の前の作品「マスターキートン」も面白かった。
浦沢作品は1話の終わり方が優れているので、気持ちが洗われるような感じが物語の最後にするのが好きな要因のひとつだろう。
「マスターキートン」では、最後の絵をコピーして飾っていたくらいだ。
浦沢作品はひとつひとつのコマがきれいだ。
だから、好きだ。