自分のような個人学習塾の場合、いかに教え方が子ども達に分かりやすいか、ということが重要ポイントのひとつになる。
だから、分かりやすいということを第一に考えて教えている。
そして、教わった子ども達が勉強をしたという満足感を味わえばと思っている。
そのためには、教わる子ども達が勉強する気持ちになっていなければならない。
これが、なかなかそのようにはならないのが現状だ。
勉強が嫌で嫌でたまらないという子どもも中にはいる。
勉強が嫌でたまらない子どもには、いかに分かりやすい教え方をするかという以前の問題である。
勉強が嫌でたまらない子どもには、まず勉強することが嫌なことではないということを感じさせるようにしなければならない。
問題の解き方を教える以前のことになる。
ただ、今までの積み重ねで勉強が嫌になっているので、簡単に勉強する気持ちを持つことはない。
だから、むずかしい。
本人にとってやさしい問題を解いて勉強に対する嫌悪感をなくしたり、自信をつけさせたりして、勉強をする気持ちを持たせる方法がある。
その方法により、少しでも勉強をしようとする気持ちを作るようにするのだけれども、そんなに簡単には上手くいかない。
簡単に勉強に対する嫌悪感をなくすことはできないので苦労する。
どうしたら勉強する方向に子ども達の意識をもっていけるかを考えている。
それが、学習塾でいちばん重要なことのひとつである。
そして、むずかしいことでもある。