日曜日に夕食を食べていたら、急に何故だか「ありがたい」という気持ちが湧いてきた。
ご飯を普通に食べることができている。
暖かい家の中で、家族の中で。
先のことを考えると不安のかたまりしかないけれど、今このような生活をさせてもらっていることに感謝。
そんな気持ちになった。
きれいごとを言っているようだけれど、本当に「ありがたい」と思った。
そんなふうに思うなんて、年を取ったね、と言われそうだ。
確かに年を取ったのだろう。
若い時は、なんで自分だけが、と思うことがあった。
常にわざわいの中心は自分のような気持ちの時もあった。
自分の思い通りにならないことに、いきどおりを感じることもあった。
そんな時には「ありがたい」なんて気持ちは見つけたくても見つかるはずはなかった。
それが若さなのかもしれない。
自分にだけ試練があって、挫折があって、自分だけが苦しんでいる。
そんなふうに考えてしまうのも若さなのかもしれない。
そんな若さの後に感謝の気持ちは作られる。
今日までのすべてのことに感謝。
「ありがたい」