漫画「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ著が面白い。
ちょっと「聖☆おにいさん」のにおいがする。
時代は二千年前のローマ帝国の時代。
主人公はルシウスという浴場の設計技師。
物語はルシウスが温泉に引き込まれて現在の日本にやって来て、日本の銭湯など風呂文化を体験する。
その後、来た時と同様にしてローマ時代に戻り、体験した風呂文化を参考にして浴場を設計し造っていく。
そして、その浴場がローマ人に受けて、ルシウスも有名になっていく物語。
現在の日本人のことをルシウスは平たい顔族として自分達ローマ人より下の種族と見下しているが、風呂文化の高さにローマ人としての誇りがつぶされていく。
主人公のルシウスが誠実で真面目一筋という感じも面白くしている。
主人公がローマ時代の浴場の設計技師なんて発想は自分には何億分の1ミリもない。
その点だけでも驚きなんだけれども、そこからこんなに物語が作られていくこともすごい。
3巻まで読んだけれども、2巻めが少しパワーが落ちていて、少しまずいかなと思ったけれども、3巻は1巻のように面白かった。