小学生や中学生において、学習量と成績は比例していると言われています。
この時、学習量を学習時間と勘違いしてしまっている傾向があります。
たとえば、Aさんがテスト前に30時間勉強したとして、Bさんが10時間勉強したとします。
当然、Aさんの方が学習時間は3倍も長くしていることになります。
しかし、この時、Aさんは問題集を20ページ、Bさんは40ページ勉強したとします。
すると、BさんはAさんの2倍の問題を解いていることになります。
分かりやすくするために、単純に解いた問題数で比較していますが、これが、学習量と考えてもらうとよいと思います。
つまり、BさんはAさんの2倍の学習量ということになります。
このように、学習量は学習時間ではないということを認識すると、ただテスト前などにテスト勉強を長くしているので、よくやったと考えるのは当てはまりません。
当然、長い時間勉強することは、学習量につながるので、学習量も増えるはずなので、よい結果になるはずです。
しかし、ただ問題の答えを写すだけで、やったと思っている場合はやった問題数などは増えるので、学習量が増えていると考えるかもしれません。
でも、それは、そうとは言えないので注意が必要です。