「少し考えれば、こんなことは分かるだろう」
子どもの算数や数学を教えていて、このように思うことがあるだろう。
でも、この少し考える、ということができない子どもが多くなっている。
つまり、考えない子どもが増えている。
考えないことは、学校の授業中などに作られていく。
考えない子どもは、学校の授業中は考えるということを極力しないようにしている。
考えないということが、学校で授業を受ける時の行為となる。
つまり、学校の授業中は考えないで、ボーッと時間が過ぎるのを待っている。
そうなると、勉強をするということはイコール何も考えない、ということになってしまう。
そのことが日常化すると、何でも自分にとって、むずかしいことは考えないようになってしまう。
考えないことが日常化しないためには、どうすればよいか。
まず周りで起こることに興味を持ち、少しのことでも、何故だろうという疑問を持ち、考える訓練をしなければならない。
そのようにして、考えることに慣れるようにすることが必要となる。