昨日、衆議院の選挙の公示がされた。
野田首相が嘘つき呼ばわりされたのに頭にきて解散したという話もある。
人間誰しも嘘をついたことはあるだろう。
でも、嘘をついて自分を追い詰めてしまうことも経験する。
その経験が嘘はつかない方が得策だ、という思いになってくる。
その結果、嘘はつかない方がいいということになる。
でも、子どもはまだ、その経験が浅い。
だから、まず嘘で自分を守ろうとする。
嘘をついて、まずいなと思う気持ちよりも、今の状況を嘘により打破して自分を助けたいという気持ちの方が勝つ。
だから、穴だらけの嘘をついてしまう。
特に幼い子どもは必死に嘘をつく。
幼ければ幼いほど、すぐにバレてしまうような嘘を真面目な顔をしてつく。
お母さんに、お父さんに怒られないように、必死に嘘をつく。
そんな時に親としてはどのような態度を取るのがよいのだろうか。
嘘はいけないと、コテンパンにやっつけることも穴だらけの嘘だからできる。
嘘によるつじつまの合わないところを追求して木っ端微塵にしてしまう。
それにより、嘘をついても結局は嘘がバレて、倍以上にしかられてしまう。
そのことを思い知らせる。
そういう経験をさせて、子どもに嘘をつくことの無意味さを理解させる。
ただ、子どもの立場にたつと、これはつらい。
自分を守ろうとしてついた嘘が逆に刃物となって、自分に切りつけてくるとは思っていなかったのだから痛さも倍だ。
痛さに耐え切れない子どもも出てくるかもしれない。
嘘をつかなければいいんだよ。
と思うかもしれないけれど、嘘をつくつもりではなくて、嘘をついてしまうこともあるだろう。
だから、親は時にはどこかに逃げ道を作っておいて叱ることもありだろう。
ちょっと優しすぎるかもしれないけれど、叱る時はそんな冷静さも時には必要になる。