頭の中で考えて、それを表現することは、思考を頭の中から出すことになる。
常に頭の中から出すことだけをしていると、やはり、思考は少なくなってくる。
思考の素を頭の中に入れて、貯めておかなければ、思考は出にくくなってくる。
では、思考の素は何であり、どのようにして入れることができるのだろうか。
それは、旅行をすることであり、何かおいしい物を食べることであり、景色を見たり、本を読んだり、スポーツで汗を流したりすることである。
つまり、行動すること、すべてが思考の素になる。
それなら、生きていること自体が行動することなのだから、別に普段通りでいいという結論になる。
思考の素は、普段通りの行動で、しっかり頭の中に入れられることになる。
でも、そうとは限らない。
普段通りの生活が惰性の流れに乗っているならば、思考の素は頭の中に蓄積されない。
毎日、同じことの繰り返しでは、思考の素は頭の中に貯まらない。
新しい発見がなければならない。
つまり、毎日を惰性の繰り返しではなく、新発見の繰り返しにしなければならない。
同じことを毎日していると考えるのではなく、同じようなことをしていると考えるべきだ。
毎日が新しいことで、今までと同じことはない、と考えるべきだ。
つまり、毎日を新発見の日と考え、刺激のある日とする。
そのことが、思考の素を頭の中に蓄積させる。
そして、思考を外に出しやすくする。