前回に続いて今回は小学生の頃の話です。
まだ土曜日も半日授業があって、学校へ登校する頃のことです。
小学5年生の頃は、ある時期、毎週土曜日にクラスのみんなで昼ごはんを食べました。
正午に先生と共に近くの浜辺に行って飯ごう炊さんをするのです。
楽しみにしていたのかは記憶にないのですが、昼ごはんはクラスのみんなと飯ごう炊さんをして食べました。
火を燃やすために風を送っていた自分の顔に急に炎がやってきて、髪と眉毛を少し燃やしました。
タンパク質の燃えた臭いがしばらく残ったのを覚えています。
小学6年生の頃は、先生が焼き物をするのに必要な窯を学校に作りました。
クラスのみんなで土をこねて、上薬を塗って、焼き物を作ったのです。
窯の火は常に燃やし続けていなければならないので、いつも誰か1人は授業を受けないで、窯の火の番をしていました。
「勉強はできなくても、窯の火の番がいちばん上手い」
なんて先生にほめられて、嬉しそうにしている生徒もいました。
今思えば、何でもありの学校だったのかな、と思います。