少し前の神経質者の会で、「好かれる人」、「嫌われる人」と言うのがテーマになりました。さすが、人の思惑ばかり気になる神経質者ですね。一番知りたいテーマかもしれません。しかし、一般論としては言えるものの、万人に好かれる人とか、万人に嫌われる人、と言うのはいないのではないかと思うんです。
画像 タウンワーク みんなから好かれる人の特徴
なので、あくまで一般論としたうえで、「好かれる人」、「嫌われる人」と言うのを考えてみました。
例えば聞き上手で、相手に興味関心を持てる人は、ほぼ好かれるでしょうね。反対に自分の話ししかしない人や、相手の話を遮ったり否定したりする人は、間違いなく嫌われます。
好かれる人は、自分の長所もひけらかさない代わりに、相手の欠点もあげつらったりしないものです。その反対に、いつも自分が一番だと思っていたり、相手に何かしてもらっても当然だと思っている人は、これもみんなから総スカンを食いますよね。
その他、いつも前向きな言葉や表情の人は好かれますし、何時もネガティブな人や、人の批判や皮肉ばかりの人は嫌われます。
さて、ここまで考えてきて、これぞ好かれる人。と言う典型的な姿と言うものは、果たして存在するのでしょうか。
ある方が、こんなことを言ったんです。
それは『自分のファンになれる人じゃないか?』
自分のファンと言うのは、自分が自分のファンになることです。今「推し活」が流行っていますが、自分で自分の事を「推す」のです。それには自分のありのままを丸ごと受け入れる覚悟が必要です。
画像 ママスタセレクト 何もしてないのに、みんなから嫌われる人
これだけだと、「はは~ん、つまりナルシストのことだね」と、思う向きもあるでしょう。それは違います。ナルシストとは、自分の良い所だけに着目して、自己陶酔するものです。自分のファンになれる人は、自分の至らない点や欠点に至るまで、丸ごと受け入れることが出来るのです。
タレントの明石家さんまは、以前インタビューで、欠点を指摘されたところ、「俺、そういうところあるねん、だけどそこが好きやねん」と答えたそうです。彼は彼自身が好きでたまらないんでしょうね。
『自分が好き』と言うことは、自分で完結しているということです。自分で好きなことをして、自分で楽しんでいるのです。だから他者の存在はさほど重要ではありません。
極端なことを言えば、「他者にどう思われようとかまわない」と言うことかもしれません。他者がどう思おうとも、自分は自分の道を行く、と言うところでしょうか。
自分のファンになれる人は、おそらく自己実現している人です。だから周りから見ると、きっと輝いて見えるに違いありません。
他人の思惑なんか気にしない。自分は自分の道を行く。と言う「かっこよさ」が、人を引き付け、好かれる要因になるのかもしれません。
つまり、こう言うことです。他人に好かれる人は、あえて「好かれようと思わない」人なのかもしれません。
そう考えると、「嫌われる人」の姿が見えてきます。最も嫌われる人と言うのは、ずばり、『人に好かれようとしている人』でしょう。
参考・・・「セルフイメージとは」、「良い人なのに嫌われてしまう」