佐世保市相当ヶ原から平戸の山々 | 稜山泊

佐世保市相当ヶ原から平戸の山々

少し前なのですが、空が澄んできれいな日がありました。たまたま、いつもの様に柚木に用事があり向かいました。
 少し空き時間が有ったので、相当ヶ原のレストラン「ほだち」の前から、田んぼ道を降りてみました。そこには、きれいな風景が広がっていました。


 これが、その時に眼の前に現れた風景です。今までもよく見ていた風景なのですが。空気の綺麗さが、一段と興味を掻き立ててくれました。

 この場所は、標高340mの場所です。これから紹介する山々の標高と比較すると、高いところからの風景と分かるのですが。国見山(776m)の近くなので、高台という感じはしません。

 相当ヶ原は、柚木から国見トンネルまで、国道498号線が登っています。丁度、潜木町の交差点で右折すると、「火立」のバス停があります。レストラン「ほだち」の看板として置いてあるモニュメントです。そこを右折するとこの場所に辿り着きます。

 真ん中の遠い山々はどこだと思いますか。結果的に、大体は調べたのですが。近いところから、山々を解説していきたいと思います。
 まず、左側に見えてい斜面は、近くに有る金比羅山の裾野です。標高363mの山です。その先のなだらかな裾野は、烏帽子岳の裾野。その反対側(右側)には、飯盛山(481m)が見えています。
 烏帽子岳の先の大きな山は、将冠岳(445m)です。右側の反対側は、妙観寺峠がある場所で、標高344m位。ここからは、真ん中の部分を切り出した写真で説明します。


 この写真は、上の写真の中央部分を切り出したものです。将冠岳が一番左です。その右に2つの山が見えていますが、手前は、相浦富士と呼ばれる愛宕山(259m)です。右側には、八の久保町の高台(254m)があります。
 その間に有る高台が何なのかは、すごく悩みました。その下に見えているのは、長崎県労災病院と泉福寺団地のビル群です。地図上でその先を探すと分かりました。浅子町がある半島の真ん中に有る足毛馬(174)とその周辺の高台だと思われます。
 そこから右側には、冷水岳(323m)、大野岳(335m)、大観山(374m)と続いているのは、地図を見ると分かります。しかし、写真では、あまり分かりません。
 さて、その先の山々は、何なのだろうか。この写真を撮った後、写真を見て疑問に感じました。


 結局、1週間位したあとに、一眼レフカメラと400mmの超望遠を持って行って撮影した写真です。
 最初の写真の様に綺麗に晴れた日ではなかったのですが、中央部分の肝心な部分を切り取って、コントラストなどを細工した写真です。右手前の部分が黒くなっているので、どんなにコントラストを上げたか分かると思います。

 まず、足毛馬の先に横たわるのは、平戸瀬戸の海です。これは、足毛馬が分かれば自明なのですが。まさに海らしく写っていました。
 そしてポイントは、中央の丘の部分に風力発電が有ること。そして、その左右に山が有るということ。地図を何度もシミュレーションして、それぞれは、こんな感じだと思います。
 平戸の慈眼岳の少し左手、標高264m辺りに風力発電施設がありました。その右手に見えるのが慈眼岳(372m)かな。左側は、白岳(300m)かな。白岳は、地理院の地図で標高は書いていなかったので、もっと低いと思ったのですが。等高線を追うと、その標高でした。

 400mmの超望遠で撮影するときには、この部分しか気付かなかったのですが。その左側にも山々が続いていました。一つ前の写真に戻って見て下さい。
 愛宕山の左側に有った山は、平戸島最南端に有る志々伎山(347m)かな。白岳の左側にさらに遠くに見えるは、屏風岳(394m)かな。

 将冠岳の辺りまでは、8km程度。愛宕山までは、11km程度。足毛馬は、15kmでした。風力発電までは、30km。慈眼岳辺りまでは、36kmの距離がありました。
 そんなスケールの写真だったのだと改めて感銘。見て頂いた方々と共感できると嬉しいな。