きっかけ | 乳がん闘病記

乳がん闘病記

2023年12月、乳がんと診断されました。
備忘録を兼ねて、治療の経緯や治療する中で思ったことなど書き記そうと思います。

自分が乳がんであるとわかったのは、とある知り合いがきっかけでした。

その知り合いは去年の夏ごろから背中に激痛が走るということで通院していましたが、なんだかんだでその痛みの原因が乳がんによるものであるということが発覚しました。

で、その話を聞いて、

「そういや、私、ここ数年全然セルフチェックも何もしてないな」ということに気づいたのです。

 

実は私の母親も6年ほど前に乳がんができました。

そのとき、母は私のために当時保険適用になっていなかったにもかかわらずBRCA1/2遺伝子検査を受けて自分のがんが遺伝性でないかどうか調べてくれました。

そして遺伝性ではない、陰性だったと教えてくれました。

私はそれですっかり油断してしまっていたのです。

 

そしてそうこうするうちにコロナ禍が始まり、なんだかもうずーーっと同じような毎日を過ごしているうちに胸をセルフチェックするという行為がルーティンからすっぽり抜けてしまっていたのです。

 

お風呂で久々に自分の胸をチェックしてみると、ん?なんだか、けっこうなしこりがある!?

顔から血の気が失せていき、しばらく胸をさわっていると、しこりが移動していくような気がしました。

 

そこから乳がんのしこりとはどのようなものか、をネットで検索してみると、乳がんは動かないという文字を見たので

「これは乳がんではない、乳がんじゃないよね!?」

と自分を納得させようと一生懸命でした。

 

とはいえ、もちろんこのまま放置する気はさらさらなく、乳腺外科にさっそく予約を入れました。