アイドルはファンにとって、夢と希望を与えてくれる神様のような存在だろう。

 

アイドル(特に推し)の存在によって、何度も救われた人も多いだろう。

 

私もその一人である。

 

だが、その推しに対する気持ちの向け方によっては、時に苦しむことにもなる。

 

例えば、熱愛報道、路線変更、異性との距離感……。

 

これらは、ファンにとっての理想と現実にギャップが生じた時に不満となって浮かび上がる。

 

「私だけのものにはならないと分かっていても、期待してしまう。」

 

「好きになった頃のまま変わらないでほしい。」

 

「ファンである自分を何よりも大切にしてほしい。」

 

このような気持ちを抱きやすいのではないのだろうか。

 

それがいつしか「もっとこうしてほしい」「これが正解だ」

 

などと、自分の理想(正義)からずれるたびに不快感を覚えるようになる。

 

もらったものよりももらっていないものにフォーカスが当たってしまう。

 

これらが行き過ぎるとアンチに変わる。

 

 

 

「ファンとアンチは紙一重」という言葉を聞いたことがありますが、本当にその通りかもしれないなと思います。

 

私自身、中高生の頃に推していたグループには先ほど言ったような気持ちを抱いたこともありました。

 

今考えれば、自分自身の劣等感や、不足感を推しでごまかしていた気がします。

 

今の推しに対しては、自分らしく輝いていてほしいし、ファンの存在によって自分らしさが損なわれるようなことにはなってほしくないと思って推しています。

 

なんでこんなに寛容になったのかなと、自分の気持ちの違いを分析してみたところ、

 

 

以前の私

 

・推し=自分のアイデンティティ

 

・自分に自信がない

 

・自分よりも推しの方が優先順位が上

 

・変化は悪

 

・周りから浮かないように、とにかく普通でありたい

 

 

今の私

 

・基本自分のことは自分で満たすようになった

 

・推しよりも自分の方が優先順位が上

 

・人は変化し続けるものだと思っている

 

・自分自身も自分らしくありたいと思っている

 

・ファンとアイドルの関係はこういうものだという”正義”を作らないようにした

 

・ファンをいつやめてもいいやと思っている

 

 

こうなれたのはセルフラブを心掛けるようになったからかなと思います。

 

恋愛も推しも同じで、自分自身が不安定だと、相手に依存してコントロール欲求が湧いてきてしまい、

 

相手も自分自身も傷つきやすくなり、余計に不安定になります。

 

それが分かるようになってからは、誰かに幸せにしてもらおうとするのではなくて、

 

自分が自分を幸せにしてあげることを意識しています。

 

私の人生で常に一緒にいるのは自分自身だし、一番の理解者も自分自身です。

 

これはあなたにとっても同じです。

 

だからこそ、自分自身をまるっと受け入れて愛してあげることが自分の幸せにつながっているのです。

 

これをするのが”セルフラブ”なのですが、推しがきっかけで初めたわけではありませんでした。

 

なので、結果的に推し事にもこんなにも影響するとは思わず、びっくりしています笑

 

 

 

また、「推しは推せるうち推せ」という言葉がありますが、

 

「推しは推したいときに推せ」という言葉を私は作りたいと思います。笑

 

推しはあくまで推しであり、ずっと好きでいなきゃいけない存在ではありません。

 

気持ちが冷めたなと思ったら離れればいいし、もしまた好きになったのなら戻ってくればいい。キラキラ

 

幸せをもらうための存在が自分を苦しめる存在になっていたら本末転倒ですからね!上差し