東京に初雪が降った。


雪が降る世界は別世界だ。

白雪の神秘の光は、目を捉えて離さない。


しんしんと降り続く雪。

街は不思議としずまりかえっているように聞こえる。



ぼくは雪が好きだ。


白銀に包まれた街は、普段より光が増えている。

その光は特別な意味を放っているのだ。


雪の日の街。


ソニーのミラーレスカメラを片手にブラブラと歩いていく。

見慣れたはずの故郷の街も、

雪景色に包まれると新鮮だ。


なんとなくいいと思ったものに向かってシャッターを切る。

そこに意味はない。

ただシャッターを切り続ける。


雪の日はモノクロで撮りたい。

コントラストの効いた、美しい白黒で。

そうでなければ、青みがかった画がいいと思う。


歩いて近くの公園に行く。

庭園のような公園は、白い世界になっていた。


美しい庭園には、二人の子どもが雪合戦をしている。

他には誰もいない。

静かな公園には、元気な声が響いていた。


東京の人々は、雪が降ると外に出ない。


それはとてももったいないと思う。


年に数回の雪だから、こんな日はだいたいみんな家にいる。

休みの日となればなおさらだ。


でもぼくは逆だ。

雪の日こそ、外に出たい。


外に出て、いつもと違う光景を眺めたい。


少しいつもより寒いけど、それに慣れれば自然が作る美を楽しめる。


それは新鮮な驚きを発見させてくれるのだ。



雪はいいな。




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