ローコットとハイコットを比較 | スローキャンプと旅日記 outdoor&beach!

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コットキャンプを検討するに当たり、ローコットかハイコットか悩むところ。

 
参考までに両者のメリットデメリットについてまとめたので、使用感を比較した結果を書いてみたいと思います。
 
ちなみに、コットでも3万円以上の高額な商品もありますが、消耗品的要素が強いことや、ツーリングキャンプ等よほど荷物に制限がある場合を除けば、オートキャンプではまず不要と考え、一般的な1万円前後の商品を選択しました。
 
 

 

比較対象は

①ドッペルギャンガー バッグインベッド

②ワイルドワンオリジナル Qualz アルミGIベット

上記2点。

 

大きさの違いが既にはっきりしています。

 

 

 

 
まずは、ドッペルギャンガーのバッグインベッド。

 

■使用時(約):W1830×D720×H155mm

■収納時(約):W510×D130×H160mm

■重量:(約)2.4キロ

■耐荷重:120キロ  ← 参考程度に考えた方が良い。検証したわけではないがGIベッドの生地の方が丈夫な感じがする。フレーム強度と捉えるべき。

カタログでは上記の仕様です。

 

 
組み立ては簡単で、ショックコードで繋がった2本のポールを伸ばし両サイドに差し込み、脚の部分は荷重をかけながら押し込むように接続して完了。
手間と言えば、ポールを伸ばし、畳まれた脚を繋ぐことくらいでそれほど力は必要なし。
子どもでなければ誰でも組み立て可能でしょう。
 
 
 
テンションも適度にあり、幅が広くて寝心地は快適。
耐荷重120キロとありますが、あくまで参考程度。
幅広な分、生地のたるみが早く訪れる気がしますが、長く使用していないためこの点は推測です。
 
ネットの口コミなどでは、生地が破れて初期不良で交換したことなど目にしますが、品質としては問題なさそう。
 
 
 
 
 
引き続き、
Qualz アルミGIベット。袋から出した状態です。
■使用時(約):幅190cm×63cm×高さ40cm
■収納時(約):長さ92.5cm×高さ21cm×厚み8cm
■重量:(約)6.65kg
■耐荷重:80kg ← 80キロ以上の方は少し気にした方がいいかも知れませんが、耐荷重120キロのバッグインベッドと比較しても、弱い感じは無くむしろ生地は丈夫な気がします。上述しましたが、おそらく生地についての耐荷重というより、フレーム強度だと思います。フレームにしても、貧弱ではないためさほど気にする必要はないと思われます。
 
上記はカタログの仕様。
 
 
各社からGIベッドは色々な種類が販売されていますが、昔から変わらずあるもので、GIとはアメリカ陸軍に関する略語らしいです。
 
自衛隊はもとより警察、消防でも災害時は使用するため、このタイプの商品であればとりあえず外れはないと思われ、重量や色、使い勝手で選択すれば寝ることに関して基本的には問題ないでしょう。
 
 
 
難点と言えば、両端に付けるパイプを取り付ける際、片方は難なく入りますが、2本目のパイプを固定するときにパイプに開いた穴に突起をひっかけて固定するときに生地にテンションがかかるため、初めて設営するときはコツが分からずやや力が必要。
 
女の人では最初厳しいかもしれませんが、コツさえ覚えればそれほど力は必要なく、一度覚えれば子ども以外誰でも簡単に設営できます。
 
 
 
両者を並べた状態。
 
バッグインベッドが短く見えるのは、高さが違うためで実際はほぼ同じ長さ。
 
 
 
高さが約25センチ差があり、バッグインベッドは収納がコンパクトな反面、低いです。
寝心地に大差はないものの、幅広な分、寝返りなどの動作がバッグインベッドに利点あり。
ハイコットは高いため、腰かけてから寝る、ベッドから起き上がって地面に置いた靴を履くなどの動作が楽です。
また、小物入れが付いているため、スマホや懐中電灯、その他諸々の小物を収納でき、Qualz アルミGIベットは頭側と足側に2か所収納が付いています。
 
 
 
テンションがかかっていない状態で撮影したためたるんでいますが、実際は太鼓のようにパンパンに張っています。
 
まとめ。
ローコット
■メリット
・コンパクトで軽い、嵩張らない
・設営に力がさほど必要ではない
・高価なものはコットがテントに変身(サーマレスト)するものもあり、ツーリングキャンプ等で連泊する場合、マットレスが無くても疲労が溜まりにくい。
・ビジネスホテルやペンションなど旅先で使用できる。←(子どもと添い寝プランなどでベッドに制約がある場合、コット持参で快適に過ごせることがある)
■デメリット
・シェルターで使用する場合、地面に直接設営すると高さが低いため冷気の影響を受ける。
・子どもに毛布などを掛ける場合、地面に接地して汚れることがある。
・起き上がって靴を履いたり、寝転んだりしにくい。
・コットの下に物を収納できない。

ハイコット
■メリット
・高さがあり、寝転んだり起き上がりやすい。
・冷気の影響が少ない。
・下に物を置ける、収納が付いている製品が多い。
・ベンチとしても使用可能。
・毛布なども使用でき、地面に接地しにくい十分な高さ。
■デメリット
・比較的重たくて嵩張る。
・テンションをかけながらフレームを固定するため慣れと少し力が必要。
・暑い時期に設営すると汗をかく。
 
少し長くなりましたが、また機会を重ね、使用感をレポしていきたいと思います。