◆女子サッカー パリ五輪アジア最終予選 ▽第2戦 日本2―1北朝鮮(28日、国立競技場)
なでしこジャパンが2大会連続6度目の五輪出場を決めた。前半26分に高橋はな、後半31分に藤野あおばがゴールを奪い、難敵・北朝鮮を破ってパリ行きの切符を勝ち取った。
勝利の笛を聞いた直後は主将の熊谷紗希の目には光るものがあった。池田太監督は、「選手たちの持っているものをすべて出してくれた。パリでは一番いい色のメダルを目指す」と語った。
日本(FIFAランク8位)と北朝鮮(同9位)の第1戦は0―0の引き分け。この一戦は、勝てばパリ五輪への切符をつかめる大一番だった。
試合が動いたのは前半26分。FKを獲得した日本は相手にはじき返されながらも、ゴール前でボールをキープ。ヘディングでつなぎ、田中美南が頭で合わせた。ゴールポストに直撃したが、そのこぼれ球を高橋はなが冷静に押し込み、先制点を挙げた。同45分には北朝鮮のヒールシュートをGK山下杏也加が右手を伸ばしてゴールライン上でかき出すファインプレー。北朝鮮の選手は納得いかず、得点を認めるように訴えたが、今大会はVARでのプレー確認がないため、日本が1点リードする形で前半を終えた。
後半2分、北朝鮮がゴール前でDF陣を交わしながら、シュートを狙ったが、またもGK山下が好セーブ。北朝鮮のプレスが強くなるなか、チャンスをつくり追加点を狙う日本は後半31分、清水梨紗がゴール右からクロスをあげると、藤野あおばが頭で押し込み、ネットを揺らした。2点リードの同36分には北朝鮮にゴールを許し、1点差となったが、逃げ切り勝利をつかんだ。
日本サッカーの聖地・国立は、なでしこにとって過去14勝3分け2敗。W敗予選や五輪予選など公式戦は8勝全勝だった。今回で9連勝とし、2012年のロンドン大会以来となる自力での五輪出場権を獲得した。
02/28 20:26 スポーツ報知
⚽なでしこジャパンは🇯🇵2-1🇰🇵で北朝鮮を破りパリ五輪出場を勝ち取った。
試合前はゴタゴタ続きでしたがそれでもなでしこジャパンは逃げ切りで勝利して2012年ロンドン五輪以来の自力で五輪出場を勝ち取った。