ワンオフマフラーは・・・難しい時代です。 | WR'S ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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日々の出来事を中心に現在開発中の製品に関しての情報や、その他バイクに関する情報等を書いていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

皆様こんにちは。

 

さてここ最近の多かったご質問で、「ワンオフマフラー」に関して情報共有出来ればと思いブログを更新しております。
何故か毎年冬場に多いのですが、レアな車両のマフラーをワンオフで造って欲しい、もしくはレース用マフラーの製作を依頼したい等々のメールを頂きます。

 

結論から言えば、誠に申し訳無いのですが現在弊社ではワンオフマフラーに関してのご依頼をお断りさせて頂いております。

例えば、「現在ある商品を自分の車両用に加工して装着(流用)出来る様にして欲しい。」といった一見、簡単な加工依頼に思える作業においても現在の法律に照らし合わせると、その車両で政府認証(JMCA)試験を受験・合格する必要があり、また必要に応じて排ガス試験を受験・合格する必要があり、車検のあるクラスの場合、排ガス試験費用が10数万円、試験不合格になると触媒を変更して更に10数万円といった感じで、簡単に流用出来そうな感じであっても排ガス規制に対応する年式の違いによってはそれだけで想像を逸した費用が掛かるんですよね・・・。

個人的にはユーザーさんのその気持ち、よく理解出来るんですけど法律を遵守するJMCA会員としては期待に添えられないのが現実だったりします。

 

またレース用マフラーのご依頼に関しても仮に依頼を受けたとして、私の場合は必ずエンジン特性の見極めから入り、マフラー寸法やパイプ径の選定に至るまで時間を掛けてベンチテストを行い、その上でレギュレーションに合わせた音量規定等、様々なテストを行ないます。

因みにこれは先輩の会社「ジップモータープロ」さんとのコラボで開発したBMW G310R のレース用マフラー開発時の画像。※既に廃盤終了しております。

当時はサーキット走行ビギナーのアマテュアライダー向けとして開発を始めた為、中高速域のトルクを最大限引き出す目的でトグロを巻いてパイプ管長を稼いだのですが・・・。

これは2020年か2021年(懐かしい)、もて耐を優勝した車両ですが、実際にリリース(装着)したマフラーはその後のベンチテストで「トグロを巻いた管長分だけ必要が無い」事が分かり(笑)、更にベンチテストを重ねた結果、管長自体がかなり短くなる事に(笑)

 

これは極端な例ですが、JMCA認証マフラー、レース用マフラーに関係なく仕事を請けたらトコトン本気モードに突入するタイプなので(笑)、おそらく量産化しないとワンオフでは凄い金額のマフラーになると思います、はい(笑)

確かにもっと簡単に車体に沿わせてそれなりに太くなっていって、あとはストレート構造のサイレンサーを組み合わせるだけで・・・みたいな、依頼する立場ならそう感じるかも知れませんけどね・・・弊社ではその選択はございません(笑)

 

といった具合にレース用マフラーに関しては極端な例かもしれませんが、今の時代は違う車両型式(エンジン型式)への流用も大変難しい時代になっていますので、ご依頼に対してお断りさせて頂くのは心苦しくはございますが、ご理解頂ければ幸いです。

 

またこの件とは違って、既に廃盤になった商品のサイレンサーメンテナンスに関しての質問も複数頂いておりました。

 

弊社では既に廃盤になり、10数年経過したサイレンサーでもグラスウール交換や、一部出来ない商品もございますが、サイレンサーのリペアメンテナンスも継続して行なっています。

 

既に廃盤になり、今ご使用頂いているマフラー(サイレンサー)に関して、リペア修理の必要が生じた際は画像等を添付頂きまして、修理の可否やお見積りをさせて頂けたらと思いますので、メールにてお気軽にご相談下さい。

 

それでは本日はこの辺りで。