2025-YZF-25/MT-25 マフラー開発始まります | WR'S ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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皆様こんにちは。

昨日、2025-MT-25(8BK-RG95J)が入って来ました。

車両はBEAMSさんにシェアさせて頂きまして代わりに25-CBR400RがBEAMSさんに出向しました笑

今回のMT-25(YZF-R25)やCBR400Rもそうですが、排ガス規制に合わせて車両型式及びエンジン型式が変わっているものの、エンジンスペック自体はどちらも全く同じという事で、型式が変わる度に車両を用意しなければいけない中で、同じ大阪で仲良くさせて頂いているBEAMSさんとのシェアは本当に助かるんですよね~。

近くYZF-R3もしくはMT-03を弊社で用意して、またBEAMSさんとシェアさせて頂く予定にしています・・・という事で今回はMT-25(YZF-R25)を皮切りに25-YZF-R3/MT-03とマフラー開発が続きます。(お問い合わせ頂いていた皆様、お待たせしました。)

 

さて新型式の2025-MT-25ですが、車両型式及びエンジン型式がYZF-R25と同じという事でこの2車種は共通のマフラーになります。前型式のマフラーと一見すると同じ様に見えるのですが。。。

 

新型式車両では前型式車両に無かった2個目のO2センサーが装備されています。

 

アンダーカウルを外してエキパイ部を見てみると・・・

 

短いエキパイ集合部のところに一つ目のO2センサーが装備されていますが、それにしても前型式からですが、めっちゃエキパイが短いですね・・・そしてその直後の触媒のデカさも気になりますね・・・笑

 

エンジン下に鏡を置いての全体像です。黄丸の2箇所にO2センサーがありますが、その直後も大きなチャンバー室があり、おそらくこの中にも触媒が潜んでいると思われますがどうでしょうかね・・・

 

そしてコチラは前型式のYZF-R25の全体像。O2センサーはエキパイ集合部後方に一つだけですね。

 

冒頭に「エンジンスペック自体はどちらも全く同じ」という事を書きましたが、車体に貼られてるラベル値を見てみると、「近接:87dB/6,000rpm 加速 3速43.5km/h:76.5dB」、前型式車両は「近接:88dB/6,000rpm 加速 3速43.7km/h:77.3dB」と記載されており、ラベル値を見る限り新型式車両の方が静かなんですが・・・

 

先月、あくまでも音量面を確認する為の目的でJMCA認証試験を22-YZF-R25/MT-25用ショートオーバルスリップオンで受験、その試験結果は、近接:94dBオーバーで不合格となりました。

因みに22-YZF-R25/MT-25でのJMCA認証試験結果は「近接:92dB 加速:80dB」で余裕の合格でした・・・って、同じ仕様で何でそうなるのっ!笑。。。2dB以上音量が高くなっているって全く理解出来ないです笑

 

サイレンサーエンドを養生テープなんかで代用してるからって事では無いですよ、試験から戻って来て思わずバラして中身を確認したからこうなってます笑

ホント、思わずグラスウールの状態を疑うほど、音量の差が出る結果でした笑(もちろんちゃんと入ってました笑)

 

因みに弊社には22-YZF-R25がガレージに保管しており、昨日入って来た25-MT-25とノーマル同士の近接をチェックする事に。

するとR25、MT-25共に近接:89.1dBでした※弊社機材での実測結果。

測定機材や測定環境にもよるのでラベル値よりも大きく出てる事自体は何も問題は無いのですが、ラベル値が1dB低い筈のMT-25ですが、何度か測定しても誤差レベルの差で同じ結果となりました。

 

隔壁構造の純正サイレンサーの場合この様な結果でしたが、ショートオーバルサイレンサーはインナー構造的に良くも悪くも理想的なストレート構造を持つサイレンサーなので、その要因としてこういった試験結果となった可能性もありますが・・・今後ジックリ検証しながら目指すは7月の試験に向けて進めて行きたいと思います。

 

という事で6月は来週月曜日の営業日を残しますが、今年もあっという間に半年が終了。

本日近畿地方は梅雨明けという事で、「ホンマでっかっ!?」という感じですが(笑)、これからが暑さ本番という事になるので、後半戦も頑張って乗り切りたいと思います。

 

それでは本日はこの辺りで。

皆様にとっては良い週末を。